海蔵しぜんクラブ (三重県)
夏休みの平日を利用して、市内にある富士電機株式会社の工場見学に行きました。日本は、国民25人に1台の自動販売機がある自動販売機大国で、その40%のシェアを誇る富士電機のものづくりについて学びました。今回は、環境やエコという視点で説明をしてもらいました。
低学年チームは、全体説明を聞いた後、自動販売機の仕組みを見たり触ったりの体験ができました。歴代の自動販売機も見ることができ、牛乳瓶やカップラーメン用の自動販売機にはサポーターも「昔、買ってみたかったんだよ!」と感動していました。現場見学では、ガラス窓を隔てず見学することができ、大きな機械やロボットが動く様子やその大きな工場音に、子どもたちは興奮していました。特に男の子たちは身を乗り出して「凄い!」「楽しい!」と、しっかりと見ていました。
高学年チームは、初めて入る工場で少し緊張気味でしたが、大きなロボットに驚いたり、感心したり釘付けになっていました。組み立て作業や動作点検作業を間近で見ることができ、とても貴重な経験ができました。
普段よくみかける自動販売機が実は様々な工夫がされ、多くの人やロボットの力を借りて作られていることがわかりました。自動販売機を使用する人達のことだけでなく、設置する側、製造する作業員など、いろいろな立場の人の気持ちを考え工夫して工場の環境が整えられ、製造されていることがわかりました。
電気を使って電化製品を作る工場ですが、逆に工場内で電気を作る工夫や、自動販売機本体が使う電気量をこの14年のうちに約83%も減らす商品開発をされていることも学びました。時代の流れとともに、より進化している自動販売機の実態から、それらの省エネ対策を知ることで、工夫することの大切さや凄さを感じられました。
工場見学から帰ると、早速スーパーなどに置かれた自動販売機や冷凍・冷蔵ショーケースを見かけて、今まで気付かなかった製造者のロゴに「Fe」(Fuji electric/富士電機)の文字を探し、喜んでいます。しばらく興味は続きそうです。
海蔵しぜんクラブ(三重県)
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