第二上田小学校エコクラブ (新潟県)
2月頃から雪上で生活しているユキムシについて調べています。ユスリカ、ダニ、クモの他、クロトビムシ、セッケイカワゲラというユキムシがいることが分かりました。
クロトビムシは体長2ミリほどでノミのようにびょんぴょん跳ねます(写真2)。セッケイカワゲラは、体長2センチほどで、羽のあるタイプとないタイプがいました。
クロトビムシは、一度に30センチほど跳んで移動します。雪上の菌類を食べているそうです。指で刺激を与えると場合によっては、雪の中にもぐりますが、30秒から2分ほどでまた、姿を現します。いる場所は限られています。どちらかというと水の流れている側溝や川のそばにいることが多いようです。また、残雪の端っこに帯状にいることが多いです。
50倍の顕微鏡で見ると足が6本あり、体に節があるので、昆虫の仲間のようです。足の先はハサミのようになっていて、しっかりと雪に捕まれるようです。それで、跳んで地面に落ちても1メートル以上ある雪の壁を上っていました。
そして、弱ってくるとなんと、「跳躍器」(写真1)という跳ぶ足のような物が見えました。腹側に折りたたんであり、そのハサミムシのおしりをでかくしたようなもので、ジャンプすることが分かりました。
3月中旬になると雪上は零度ですが、気温は10度以上にもなり、ジャンプは5センチほどで動きがかんまんになっています。また、生まれたのか、体の小さいトビムシも目立ちました。さらに鳥の食べられたような鳥の足跡がトビムシの生息する場所に沿ってついていました。一緒に観察を続けている4年生の児童は新らしいことがどんどん分かり、目を丸くして喜んでいます。雪が完全に消える、もう3週間ほど、研究は続けます。
第二上田小学校エコクラブ(新潟県)
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