逆川こどもエコクラブ (茨城県)
環境・エネルギーの総合展示会「エコプロ2017~環境とエネルギーの未来展(主催:一般社団法人産業環境管理協会/日本経済新聞社)のイベントステージに逆川こどもエコクラブが登壇し、サケやホタルなど身近な生物多様性の保全活動について発表しました。
エコプロは今年で第19回を迎え、2017年12月7日(木)から9日(土)まで東京ビッグサイトで開催、来場者は3日間で17万人(昨年度実績)を超えるアジア最大級の環境イベントとされています。企業・行政・団体・大学など約700社が出展し、ビジネスパーソンをはじめ、政官財界VIP、生活者、NPO、未来を担う子どもたちなど、様々なステークホルダーが来場します。大会最終日となる12月9日、イベントステージには、逆川こどもエコクラブの小学生から大学生まで30人が登壇し、水戸市偕楽園公園周辺で2005年から行われているホタル再生活動(ホタルネットワークmito)、同じく2005年から桜川に遡上しているサケの保全活動(サケレンジャー)などについて寸劇を交えて披露しました。
2005年に幼児6人で発足したクラブは12年目を迎え、水戸市千波湖周辺を舞台として様々な環境活動を展開し、今では100人を超える団体となっています。当時の子供達は大学生や高校生となり、下級生の面倒をみるリーダーとして活動を繰り広げるまでになりました。偕楽園公園周辺は、半世紀前まで水田が広がりホタルが生息していましたが、その後は未利用地となり、ホタルが次々に消滅していきました。クラブでは、僅かに生き延びてきた地域のホタルを守るため、除草や畦つくりなどを繰り返しながら個体数を増やす役割を担ってきました。そして、2013年から沢渡川沿いの常磐大学、桜川沿いの水戸英宏小中学校、西の谷沿いの水戸市公園協会とともに「ホタルネットワークmitoを結成」し、合同作業でホタルが棲みやすい環境へ整えたうえでホタルの卵を分配、2016年には公園四方でホタルが発生するまでに至ったのです。
エコプロ2017イベントステージでは、水戸ご当地アイドル(仮)も駆けつけ、これらの活動を寸劇や歌を交えながら、一時間にわたって披露しました。
これまで、こどもエコクラブ全国事務局スタッフにお世話になり、成長してきた大学生や高校生にとって、恩返しのステージ。小学生から大学生まで登壇したメンバー全て、ペーパーレスでの寸劇は、見ているサポーターや来場者も感激しました。
フィナーレでは、逆川こどもエコクラブのメンバーとしてホタル再生活動をしてきた常磐大学松原ゼミが、水戸市偕楽園公園の観光PRや来年、茨城県で開催される世界湖沼会議2018への来場を促してステージを締めくりました。
来場いただきましたこどもエコクラブの皆さん、全国事務局の皆様ありがとうございました。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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