活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2017年10月24日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

台風21号で、また増水をしたので、少しおさまってから調査をしました。今度の台風でも水が川の歩道をこえたあとがあり、歩道の砂のくぼみで、ミナミメダカやスジエビが干からびて死んでいました。しめった砂の中で、まだミナミヌマエビやシオカラトンボの幼虫が生きていたので、救出して川にリリースしました。外来種のウシガエルもつかまえました。本流にはオニヤンマの幼虫がいました。

参加者のようす

本流はまだ水が多く流れも早いので、増水の時に河原にできた大きな水たまりで、30分間調査をしました。水たまりには、ゲンゴロウブナの幼魚4匹、オイカワの幼魚2匹、ミナミメダカ1匹、ドンコ1匹、ミナミヌマエビ6匹、スジエビ2匹、アメリカザリガニ2匹、コオイムシの成虫1匹、ハリガネムシ1匹がとれました。ウシガエルとゲンゴロウブナとアメリカザリガニは駆除をして、畑の肥料やエサ用に持って帰り、ハリガネムシは学校で展示するために持って帰りました。ほかは全部、川にリリースしました。

感想・気づいたこと・考えたこと

台風が過ぎてから、2日たっていましたが、明石川は、はなれた所から見ても川の流れがとても速いのがわかり、こわいぐらいでした。小田さんが草がたおれているところまで、水が来たと教えてくださり、「こんな所まで!」とびっくりしました。川の水がひいて、川から取り残された、たくさんの生き物を見つけて、明石川にもどしました。台風や大雨の後の、調査では生き物がとりのこされていないか、注意して観察しようと思いました。

その他

報告担当 KK(小5)

玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
大雨の時、川の様子はまるっきり変わってしまいますね。ふだんはおだやかな流れが、にごったはげしい流れに変化してしまいますから、自然の力はすごいですね。
今回は、台風21号が通りすぎたあとに川の様子を観察しました。増水後の、川のすがたが大きく変わり、そこに生息していた生きものにも大きなダメージをあたえていることが分かりました。
一方で、すごい増水にもかかわらず、しっかり生き残っているものも発見することができました。自然のしくみの一端(いったん)を感じ取ることができたのではないでしょうか!
次の報告もまってます。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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