活動レポート

活動レポート

山菜採りと印路川源流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2025年04月05日

実施場所:

神戸市 明石川支川印路川源流

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

みんなで自転車で里山にある明石川支流の福知川の更に支流の印路川の源流に山菜採りと源流調査に行きました。源流付近に着くとワラビはまだ出ていませんでしたが、ゼンマイとイタドリは出ていたので採りました。アクを抜いて美味しくいただく予定です。山菜が採れる場所が今年は焼かれていて、そのせいか時期が早かったのかはわからないけど、去年よりも少ない気がしました。

参加者のようす

印路川源流で2時間調査をして、ブルーギルの幼魚~未成魚20匹、シマヒレヨシノボリの未成魚1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約120匹、ミズムシ(甲殻類)の未成体~成体約30匹、アメリカザリガニの幼体~未成体6匹、テナガエビの未成体4匹、サワガニの幼体1匹、オニヤンマの幼虫5匹、キイロサナエの幼虫4匹、シオカラトンボの幼虫1匹、アサヒナカワトンボの幼虫6匹、ハグロトンボの幼虫3匹、ヤマトクロスジヘビトンボの幼虫1匹、オナシカワゲラ属の幼虫~成虫約60匹、フサオナシカワゲラ属(モンオナシカワゲラ種群)の幼虫7匹、トウヨウグマガトビケラの幼虫6匹、カクツツトビケラ属の幼虫6匹、コガタシマトビケラの幼虫5匹、シロハラコカゲロウの幼虫約30匹、ヨシノコカゲロウの幼虫約20匹が捕れました。ブルーギルはナーセリーの畑の肥料に、アメリカザリガニは玉津第一小学校で飼っている肉食魚の餌に持ち帰りました。

感想・気づいたこと・考えたこと

印路川源流の調査では、きれいな水に生息する生き物から汚れた水に生息する生き物まで様々捕れました。毎年この時期に見つかる希少種のカワモズクが中々見つからず少し悲しいと思いましたが、最後に見つかって安心しました。ヤマトクロスジヘビトンボを今年捕ることができて、小さいながらもとても迫力がありました。小学生達がすごく活発に活動していて、どんどん進んで行くのでいつの間にか、僕の視界から消えていました。源流で初めてブルーギルが捕れて、しかも幼魚を中心に20匹も捕れて驚きました。アクアリウムで捕れたことのない魚が捕れたりしていたので、まだまだ見つけられていない水生の生き物はいるんだなと思いました。

その他

報告担当:SU(中3)

「玉一アクアリウム」の皆さん、活動レポートを送ってくれてありがとう。
自転車で山道を登り、印路川の源流まで出かけて調査や山菜採りを行った皆さん、本当にお疲れさまでした!
自然の中に自分の足で分け入り、ゼンマイやイタドリを探しながら、季節や環境の変化を肌で感じる貴重な体験ができましたね。
山菜が去年より少なかったことに気づいたのも、毎年継続して自然を観察してきたからこそです。
そして、生き物の調査ではなんと20種類以上もの水生生物を見つけて記録してくれました。
水のきれいさや環境の状態を、生き物の種類から読み取っていく皆さんの姿勢は、まるで本物の研究者のようです。
特に、カワモズクがなかなか見つからず、最後に見つけたときの安心した気持ちや、ブルーギルが初めて源流で見つかったときのおどろきなど、ひとつひとつの発見に対する皆さんのまっすぐな感動が伝わってきました。
毎年の活動が新たな学びや発見につながっていること、本当にすばらしいです。
これからも五感をフルに使って自然と向き合い、未来の地球のために、そして自分自身のために、たくさんの経験を重ねていってください。
応援しています!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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