岡と大地を歩く会 (茨城県)
5月下旬、我が家の雨どいにツバメが巣を作っていました。しかし、すべりやすい場所だったので、巣がほぼ完成した頃に落ちてしまいました。ツバメの夫婦は「巣がない!」と巣の周辺をおろおろ飛び回っていて、長男が悲しそうに「お願いだから修理してほしい…」と言うので、子供用の粘土と廃材で巣を補修しました。その後、ツバメは無事に産卵・孵化・子育てを終え、今週みな巣立って行きました。
息子たちは「ツバメ」を「スズメ」と言い間違えたりはしますが、①ツバメの夫婦が戻ってきた時、②卵の殻を拾った時(卵が孵化して親鳥が殻を下に落とした)はとてもうれしそうでした。
粘土で巣を補修(雨どいに巣をつくっていたので、底が逆U字で板に乗らない)し、接着剤で板を外壁に貼ったので、人間でもちょっと嫌だな、と思う臭いがあり、臭いを嫌がってツバメは戻ってこないかもしれないね(そんなお部屋に住むの嫌でしょう~)と子供たちと会話していましたが、翌朝にはツバメが居座っていて、翌々日には産卵した様子でした。ツバメは意外と嗅覚が鈍いのだな、と思いました。
ツバメの子育てが遅い時期だったせいか、雛の羽がフワフワした灰色から大人の黒い羽根に生え変わった頃から、毎朝、たくさんのツバメが巣の周辺に集まってきました。カラスがいると4,5羽のツバメが集団で追い払ったり、巣の目の前にとまって「早く遊ぼうよ」とばかりに様子を見たり、果ては軒先を貸している私たちに威嚇してきました。巣立ちした後は仲間のツバメたちも皆どこかへ行ってしまい、正直言ってホッとしているところです。
岡と大地を歩く会(茨城県)
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