活動レポート

活動レポート

明石川下流~河口調査と明石川中流用水路でタイワンシジミの駆除

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2017年05月14日

実施場所:

明石市 明石川下流~河口 神戸市 明石川支川伊川用水路

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

明石川下流~河口で調査をしました。2時間でボラの幼魚30匹、神戸市絶滅危惧Aランクのカワアナゴの幼魚3匹、Cランクのニホンウナギ13匹、ゴクラクハゼ4匹、ミミズハゼの幼魚と成魚2匹、ミナミメダカ2匹がとれ、ほかにチチブ4匹、ウロハゼ3匹、カワヨシノボリ1匹、コイの幼魚6匹、オオクチバスの幼魚1匹、ヒメダカ1匹、クサフグ1匹、アカミミガメの幼体~成体3匹、スジエビ7匹、テナガエビ3匹、モクズガニ2匹、ゴカイのなかま1匹、ハグロトンボの幼虫2匹がとれました。オオクチバスとアカミミガメは駆除のため、ヒメダカはかうために持って帰り、ほかは全部リリースしました。

参加者のようす

神戸市絶滅危惧種で汽水にすんでいるカワアナゴとミミズハゼの幼魚がとれました。幼魚がいるのは、明石川の河口で、はんしょくをしているということなので、とてもうれしいです。それから帰りに明石川中流の用水路で、外来種のタイワンシジミの駆除をしました。両面コンクリートで底が砂の小さな用水路なのに、あみで砂をガサガサして30分間でタイワンシジミが400匹以上とれました。ほかにドジョウ6匹、アメリカザリガニの幼体25匹、ハグロトンボの幼虫1匹がとれたので、アメリカザリガニは学校でかっているオオクチバスのエサに持って帰り、ほかはリリースしました。タイワンシジミは、ぜんぶ持って帰り、大きな貝は「どろぬき」をして試食し、小さな貝はナーセリーで土とまぜて肥料にします。

感想・気づいたこと・考えたこと

ぼくはこの場所で、調査するのは初めてでした。たくさんの種類の魚がいた事や、むれになって、泳ぐ魚がいた事は、とてもうれしかったです。用水路でとったタイワンシジミは、とてもおいしかったです。

その他

報告担当 KK(小5)

玉一アクアリウムさん、こんにちは。
いつもながら、少ない人数で明石川の生き物調査おつかれさま!たくさんの生き物が確認できたとのこと、せいかはすばらしいですね。
採取した魚類や生き物の種類の多さ、量の多さにびっくりです。30分ほど水路のそこをさらってとれたシジミが400匹とはすごいです!!
ふだん私たちが食べているシジミの中にもタイワンシジミがたくさんあるようです。このシジミはいま日本全国に生息しているようですが外来種なのですね。在来の日本種のヤマトシジミとの見分け方もむずかしいようですが、みなさんはうまくできましたか。身近な水辺の調査、これからもがんばってください。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

282 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧