盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
環境省の事業の一環で、学校で飼育中のスイゲンゼニタナゴの遺伝的多様性を調べるため、三重大学の河村先生が来校され、計60個体についてヒレの一部を採取されました。飼育しているスイゲンゼニタナゴは人工授精によって何世代も重ねているため、遺伝的多様性が低くなっていると思われますが、その程度を明らかにしようということらしいです。
大学の先生ということもあり、恐る恐る近づき、作業の様子を見せていただきました。
スイゲンゼニタナゴの人工授精は顧問の先生が20年以上続けているもので、希少種ということもあって僕らは時々餌を与えさせてもらうぐらいしか関わらせてもらえませんが、わざわざ大学の先生が学校に来られてこうした作業をされていることに接すると、やっぱり貴重な魚なんだなあとつくづく思いました。
福山市のスイゲンゼニタナゴのおかれた状況は極めて厳しく、「自然絶滅となるのは時間の問題だ」と顧問のF先生は言っています。僕らも野生のものは見たことがありません。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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