逆川こどもエコクラブ (茨城県)
12月というのに、とても暖かい行楽日和の中で、逆川こどもエコクラブのサケレンジャーが行われました。なぜ?サケレンジャーと言うのか?11月に桜川にサケが遡上して産卵した卵を保護する活動です。では、なぜ、保護するのか?それは、水戸の駅南を流れる桜川の水位が変動するからです。桜川の下流にはラバーでできた5.5mの堰があり、サケが遡上する11月に、下げられます。なので、サケは流れがある砂利に卵を産んでいくのです。しかし、この堰は、市内の水路に水を入れるために作られていますので、水路の水がなくなったり、汚れたりした場合に上げられます。すると、水深が数メートルに上がり、流れもなくなって、卵も仔魚も死んでしまうのです。クラブでは、流れが止まってしまう箇所のサケの卵を採取し、育てて放流する活動を平成18年から実施しております。
2グループに分かれ、1列に並びます。その上流でサポーターが卵を掘り起こします。メンバーは流れてくる卵を下流でキャッチするしくみです。
今回の成果は、受精卵とみられる卵が60個,、未受精卵は約500個でした。
2時間半、夢中で掘り起こした成果です。
60個の受精卵を容器に移し、酸素の出る石を入れて完了です。持ち帰りを希望するメンバーに2~3個の卵を入れました。後は、どれだけ稚魚になれるかですので、日陰において今日から飼育がスタートとなりました。ありがとうございます。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)