盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
部長のSiです。今回は福山市内の用水路で『貧乏釣査』と称して、最近脚光を浴びているタナゴ釣り仕掛けによる釣り大会をしました。元顧問のO先生も駆けつけて下さり、大変賑わいました。結果は、コウライモロコが最も多く釣れ、ヤリタナゴ、カネヒラ、オイカワ、ヌマムツ、タモロコ、コウライニゴイ、ギギ、シマヒレヨシノボリ、オオクチバスの10種類を釣ることができました。ぼくらのような素人が簡単にこれだけの魚種を釣れる水路は地域の宝ものです。しかし、片目のつぶれたイシガメ(誰かが放流したものか?)とそこらじゅうで殖えているアカミミガメも捕まえ確認しました。外来種の増加は、地域の生物多様性を悪化させていることでしょう。
みんな釣りが大好きらしく、嬉々として釣っていました。最初は地球を釣る者、自分の服を釣る者などもいましたが、段々と調子を上げて20cmを超えるオオクチバスを釣った猛者もいました。
今回初めて採集した魚の写真記録を担当しました。普段は顧問の先生が撮影をしていますが、部員内でも記録を残していくべきだという話になり、挑むこととなりました。普段、図鑑や先生の写真を見ている自分たちからしてみれば、「撮影なんて楽勝」と思っていましたが、いざ左手で観察ケースを持ち、右手でカメラを操作しての撮影となると、観察ケースへの魚の入れ換えでケース外面を濡らしてしまったり、魚が思うような向きになってくれなかったりで散々な思いをしました。図鑑用の写真一枚にどれほどの時間がかかっているのか…。ところが撮影を続けていくうち、それぞれの魚種の識別がこれまで以上にできるような感じがうまれ、苦痛だった撮影もだんだん楽しくなってきました。次回も担当しようと考えた程です。
ぼくらがやったタナゴ釣り仕掛けでも、少しだけ大きな魚を釣りあげるときの竿がしなる迫力は、バス釣りとそんなに変わらず、場所によっては入れ食いとなるポイントもあるため、釣り好きにはたまらいと思います。餌はパンやミミズでよく、仕掛けも安価にそろえることができ、手軽で、すぐ近所の用水路で釣りができます。みなさんもやってみてはいかがでしょうか?
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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