大津こども環境探偵団 (滋賀県)
カラッとよく晴れた山登り日和で、登る前から団員達も元気一杯でした。大津市坂本公民館に全員集まったところで準備体操や山のルール、山登りで歌う歌を確認しました。
全員準備万端になったところで、延暦寺に向けていざ出発。サポーターであるエコリーダーが用意しておいた、植物や地域の歴史等に関するクイズの札を探して、答えを皆で考えながら進みました。日吉大社を過ぎて比叡山の入り口を見つけたときには、団員達は長い長い階段に驚きながらも元気良く登っていきました。長い階段を抜けると遠くに琵琶湖がよく見え、景色を楽しみました。
その後はずっと足場の悪いゴロゴロ石が続く登り坂。マツカゼソウを見つけて皆で匂いを嗅いでみたり、お地蔵さんが何でこんなに沢山並んでいるのかを考えてみたりと楽しく学びながら、ゆっくりと歩いていきました。
目的地である延暦寺到着後、比叡山延暦寺でお勤めされている礒村氏から、昔の坂本の様子や比叡山の森林管理、それに伴う考え方を学びました。
お弁当を食べた後は、日本一長い坂本ケーブルカーで帰りました。行きは3時間かかった長い道のりが帰りはあっという間でした。
集合時から元気一杯だった団員達。比叡山を登り始めると階段の多さや急な坂道に驚いていましたが、普段歩き慣れていないような道にも関わらず、どんどん進んでいきました。また、「途中すれ違った人には挨拶する」という山のルールをしっかり守り、元気良く挨拶していました。登る前は恥ずかしがって歌ってくれなかった歌も、最後の方では仲間を元気づける為に大きな声で歌いながら登っている班もありました。
延暦寺到着後の講演で、延暦寺が一度織田信長に焼き討ちにあったことや、現在の比叡山は延暦寺の方々の植栽等により管理をされていると知った団員達は驚いている様子でした。また、「木や山を育てることは人を育てることと同じくらい大切なことであり、人が自然を壊している以上、守っていかなければならない」という礒村氏の言葉を真剣に聞いていました。
その後のランチタイムでは、比叡山からの眺望を楽しみながら、皆でまとまって賑やかに食べていました。下りのケーブルカーには初めて乗るという団員もおり、険しい山道に引かれた線路と技術に感心している様子でした。
今回の「比叡山探偵」では、疲れたけれど沢山の発見があったようで、きらきらした目で「またねー」と言いながら帰っていきました。
<団員の感想>
・鹿が木を食べないように、ネットをつけていることがよく分かりました。礒村さんのお話を聞いて、もっと自然を大切にしていこうと思いました。
・比叡山はお坊さんの思いが詰まっていると思いました。
・1日でこれだけ歩いたのは初めてです。
・「比叡山探偵」に参加してとても楽しかったです。また、山に登りたいと思いました。
・始めは普通に登れるやろーと思っていた。でも実際に登ってみると、とてもしんどくて嫌になってきました。でも、不思議なことが一杯あって、とても楽しかったです。最後にはもう見たくない!と思うくらいの上り坂がありました。でも、最後まで登りきれたので良かったです。
・とっても楽しかった!また、比叡山に登りたいと心から思った。
・登れて良かったね。自分の弱い心に勝てた。
・よく、3,900m一歩一歩進めたね。木について教えてもらったことを記録して、これからも自然と環境を大切にしていこうね。
大津こども環境探偵団(滋賀県)
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