活動レポート

活動レポート

屋外大型風呂のスイゲンゼニタナゴを覗いてみました

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2016年08月26日

実施場所:

学校の部室

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

顧問の先生が水中に沈めることができるデジカメを、屋外に設置しているスイゲンゼニタナゴ用の大型の風呂に入れて撮影した動画をみんなで見ました。人工授精で増やしたスイゲンゼニタナゴの稚魚の一部を自然に近い状態にするため、餌もまったく与えていなかったのですが随分大きくなっており、飼育室で餌を与えて育てているものよりよく動きまわり成長も良い感じでした。

参加者のようす

風呂を上から見るとスイゲンゼニタナゴらしき小魚が泳いでいるのはわかりますが、実際どんな魚かはわかりませんでした。しかし、カメラを通して横から見ればスイゲンゼニタナゴであることがバッチリわかりました。ぼくらの中で一番喜んでいたのは顧問の先生で、そのドヤ顔は大人気ないものでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

最初はまったく餌を与えなくても大丈夫かと不安でしたが、自然に発生した藻類らしきものをスイゲンゼニタナゴが食べている様子が記録されており、屋外の風呂のような十分な広さと光量があれば、特に餌を与えなくても十分に育つことが分かりました。

その他

健全な成長のためにスイゲンゼニタナゴの運動量が確保されることも大切なのかもしれません。小型水槽で飼育したものとは全く別物の泳ぎをしていました。生き物を保全することのむずかしさ、奥深さを改めて突き付けられた動画でした。写真は動画の一部をキャプチャしたものです。

盈進中学高等学校 環境科学研究部のみなさん、活動報告をありがとうございます。
スイゲンゼニタナゴが生き生きと泳ぐ写真は貴重ですね。スイゲンゼニタナゴ(Rhodeus atremius suigensis)は岡山県と広島県の一部地域に分布しているだけなので、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」により保護されていますが、みなさんがこうして工夫して飼育しているのは心強いですね。
いろいろなタイプの保護増殖活動が行われていますが、みなさんは増殖とともに、生態も調べてみてください。
では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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