盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
顧問の先生が水中に沈めることができるデジカメを、屋外に設置しているスイゲンゼニタナゴ用の大型の風呂に入れて撮影した動画をみんなで見ました。人工授精で増やしたスイゲンゼニタナゴの稚魚の一部を自然に近い状態にするため、餌もまったく与えていなかったのですが随分大きくなっており、飼育室で餌を与えて育てているものよりよく動きまわり成長も良い感じでした。
風呂を上から見るとスイゲンゼニタナゴらしき小魚が泳いでいるのはわかりますが、実際どんな魚かはわかりませんでした。しかし、カメラを通して横から見ればスイゲンゼニタナゴであることがバッチリわかりました。ぼくらの中で一番喜んでいたのは顧問の先生で、そのドヤ顔は大人気ないものでした。
最初はまったく餌を与えなくても大丈夫かと不安でしたが、自然に発生した藻類らしきものをスイゲンゼニタナゴが食べている様子が記録されており、屋外の風呂のような十分な広さと光量があれば、特に餌を与えなくても十分に育つことが分かりました。
健全な成長のためにスイゲンゼニタナゴの運動量が確保されることも大切なのかもしれません。小型水槽で飼育したものとは全く別物の泳ぎをしていました。生き物を保全することのむずかしさ、奥深さを改めて突き付けられた動画でした。写真は動画の一部をキャプチャしたものです。
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