みどりのゆび (富山県)
AEDを使用した救命講習を受けた。
朝9時から12時まで3時間、大人の受講者のかた三人にまじって受講。
応急処置と人工呼吸、心肺蘇生をして、AEDを使用する実習を教えていただく。
講師のかたがとても若い救急救命士の方だった。迅速な応急処置でひとの命が助かることをわかりやすく話してくださり、深く理解してなんども練習。消防隊員の方が補助で実演してくださった。大人の受講者のかたがたといい連携の救命実習ができた。ダミーの人形は大人と子どもと二体あったけれど大人の人形でテストを受け、晴れて資格をいただいた。
ふたりは三年生と二年生のわかさで、この大切な資格を受講する喜びに、真剣かつ楽しく取り組んだ。すぐに筆記用具を取り出してテキストにメモ。
姉の悠鯉樺は練習もテストも一番目の実演。緊張したわりにとても上手に確認の声かけと人工呼吸を初体験。力づよい心臓マッサージとAEDの的確な作動をこなして頼もしい。完璧で模範演技だった。居彌も若い救命士さんに共感して、なんどもうなずいて理解を深め、実演もがんばった。声かけとことばが明瞭で、いっしょうけんめい。ほかの人の演技も応援しつづけた。
終了後、みどりのゆびはほかの受講者と、講師の方全員と笑顔で握手をかわした。
心臓マッサージの講習はなんども行うと、汗をかき、かなり体力を使う運動だ。スポーツのあとのようにさわやか。講師の方をはじめ、受講者どうしの協力に満ちたリレーによる取り組みは、真剣にも楽しく、笑顔があふれた。
講師のかたの言葉。
「命を救うということはいのちの大切さを知ること。
だから命を大切にして、ことばも態度も乱暴にせず、ほかを傷つけないようにしよう」
子育てと指導のおり、きびしく叱ったり怒鳴ったりもすることがある。
胸にこたえるひとことだった。
生きている。命ある。そのことだけでも貴重なのだ。
そのうえ家族あり、家あり、三度の食事と学びをして楽しみ多い人生を自然にしたしみ過ごしている。
なんと上出来な生活を送っていることだろう。
生き死にを多く見る現場の方の言葉に重さを感じた。
たいせつなことを学ぶ真剣さと喜びを得るため、歩いて往復した。 雪道のこおったところをごりごりあるいたり、アスファルトとの境の水たまりをとびこえたり。 帰りは吹雪の予報が、薄日がさして雪目になるほどのまぶしい道。朝、家から二キロの消防署まで、気温1度のなか、はや歩きで出かけた。近くのマクドナルドで昼を食べ、徒歩で帰宅した。昼食もたいそうおいしかった。 ながく遠ざかっていたファーストフードが実にめずらしく、うれしいごほうび。
からだと意識を最大に働かせる救命という行為を
はやいうちに学ぶことを目的とした今回の受講だった。
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
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