栄光チャレンジ隊 (新潟県)
冬が近づき、みんなで春に種を蒔いて、水やりなどのお世話をして育てたマリーゴールドの花も、雪が降る前に処分しなければなりません。そこで、残っている花を使って染物をしてみることにしました。
園庭に、残っていた花を摘み鍋に入れ火にかけます。子どもたちは、20㎝四方の布をつまんだりねじったりしながら輪ゴムで縛り、鍋に入れ煮出すと、ほんのり黄色になりました。
その後、水を替えミョウバンを入れ、色止めのため再び煮出しました。
色止めをすると、ほんのり黄色に染まっていた布が、はっきりとした濃い黄色に変化しました。
子ども達が輪ゴムをはずし、水洗いをし、絞って窓に張り乾かし皺を伸ばし一人ひとり違った模様の染物が出来上がりました。
染め上った鍋の蓋をあける前に「何色になったかな?」と尋ねると「ピンク!」「黄色!」「オレンジ!」など様々な答えが返ってきました。蓋を開けると、「あーやっぱり黄色だ!」「すごーい」と歓声が上がりました。
鍋を覗き込み、「ちょっとすっぱいにおいがするよ」「梅干しのにおいがする」「触ってもいい?」など初めての染物にワクワクしていました。
輪ゴムをはずすと「こんな模様になった」とお互いに見せ合って喜んでいました。
染物をしなかった他の学年の子も集まって、初めての染物をワクワク、ドキドキしながら見ていました。
子ども達にとって初めての染物でしたが、子どもたちは、目で見える色の変化だけでなく、においを嗅いで酸っぱいにおいと感じたり、触ってみたりと、五感で感じていました。
また、処分しなければならないものから、役に立つものが作れることにも興味をもったようです。
栄光チャレンジ隊(新潟県)
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