こどもエコクラブくしろ (北海道)
釧路湿原では約170種の鳥類が観察記録されています。これは日本産鳥類の約3分の1を占めることになり、釧路湿原はいかに鳥類相が豊かであるかを示すものです。
今回の活動では、メンバー“マサトくん=小6”の現地案内と解説で2時間あまり釧路湿原国立公園に位置する達古武沼(たっこぶぬま)で野鳥観察会を行いました。
晩秋を迎えた釧路湿原丘陵地林の木々はすっかり葉を落として見通しがきき、野鳥たちの姿や動きが良く見えるようになりました。
野鳥たちは本格的な冬を前に忙しそうに幹を突いだり、落ち葉の下を突いだりして餌を探して食べてる様子を双眼鏡やフィールドスコープで観察しました。
そして、身近なところにたくさんの野鳥がいたこと、種によって虫を食べる鳥、種子を食べる鳥などいる事が分かりました。この日、オジロワシ、オオハクチョウ、ミヤマカケスやミソサザイなど21種を観察しました。
「野鳥がたくさんいる釧路湿原の環境をいつまでも大切にしたいね」と話していました。
釧路湿原はヒシクイやオオハクチョウなど渡り鳥たちの中継地で、ラムサール条約登録地でもあります。
渡り鳥は毎年どのようにして渡る時節を知り、なぜ渡りをするのか?“マサトくん”が疑問に答えてくれました。
「渡りをする鳥は体内時計で、日照時間を感じて渡りを始めます。日照時間が長いとその分エサを採り、食べられる時間が多く確保できるからだと言うことが 最近の研究で分かって来ましたが、まだまだ分からないことがたくさんあるそうです。」
こどもエコクラブくしろ(北海道)
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