エバーグリーンエコクラブ (神奈川県)
過剰な人工光が環境にもたらす弊害について学んだあと、自然光のアート、ステンドグラスをセロファンで作りました。
秋の夜長、電灯を使用する時間が長くなっています。今回はこの電灯の光について、省エネという角度からだけではなく、生物や人体への影響についても学習しました。
太陽、月、星といった自然光を頼りに人間が生活していた昔の時代、あってもランプやろうそくくらい。しかし、明治時代の頃から電灯が使われるようになり人間の生活が一変し、現代では昼と夜の区別が段々とあいまいに。それを知る手がかりとして、地球の夜の様子を撮影した衛星写真を皆で見てみました。すぐに子供達の中から「日本は全部明るい!」と発言がありました。確かに日本列島の形がくっきり浮かび上がっています。過剰な光が漏れて宇宙にまで到達している現状。光の拡散する性質を知って工夫しないと、環境にいろんな影響を与えてしまう。植物の生育が悪くなる、動物や虫の生態系への悪影響、人間の生活リズムの乱れ、不眠等の問題・・「光害(ひかりがい)」について簡単に説明をしました。さっそく必要のない部屋の電灯を消してくれる子供達。また、電灯だけでなく、テレビ、コンピュータ等の強い人工光が不眠につながること、早寝早起きが大切さだという話をして学習を終えました。
そのあとは自然光の恵みを活かしたアート、ステンドグラスをセロファンで作りました。
地球の夜を撮影した衛星写真はインパクトがありました。細かい内容は難しくても、全体として無駄な光があふれている現状について知ることで、身の回りの生活を見直すきっかけになると良いと思いました。
ステンドグラスは思った以上に根気が必要な工作で、大人の手伝いが必要でした。途中は大変だけれども完成したら「わ~!」という喜びに。だんだんと寒くなって行くこの季節に窓辺に飾って自然光の温かみを感じてもらえたらうれしいです。
エバーグリーンエコクラブ(神奈川県)
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