みどりのゆび (富山県)
ステッカーで環境保全を訴えるという
テーマにチャレンジしたみどりのゆびは
実際に制作を完了して、そのステッカーを
車にはり、野外活動に出かけました。
好天のもと、城山という山に挑戦しました。城山は上市ダムという、ダム湖のうえにあってこの日はたくさんの登山者にあい
ました。
全面の雪でした。ノルディックポールを使いました。転倒防止と負荷の軽減などサポート性の高いポールで、こどもたちは
通学や散歩のともにしています。
リハビリや、お年寄りの足腰強化にも大きな効果があるこのポール。
ぜんそくの比較的重い症状のあるイリヤは軽快に歩けるこのポールで、普通のこどもよりもたくさんの距離を歩くくらいです。
この日は983段の階段を上り、無事に山頂へ到着し、何回か尻もちをつきましたが、けがもなく下山に成功しました。
このポールで、健康に歩くこと、そして効果的にあるくことをおぼえたこどもたち。
みどりのゆびは、とくにおとしよりの多い滑川で、ポールを使って健康に歩くことを
お年寄りに知ってもらい、こどもたちもいっしょに歩くという活動をしたいと考えています。
まずは自分たちが鍛え、歩き、実践して
その準備をしています。
その一環とステッカーを使用できたこの日に感謝!
一年ほど前に途中で引き返したとはおもえない、たくましい、着実な足取りで山頂まで、余裕をもって
登ることができました。やはり天気のおかげ!
そして日に日に子どもたちは成長してました。
たくさんの方とすれ違い、挨拶を明るくかわし、
元気もいただきながら登頂しました。
山頂の広い、みはらしのよい広場に感動!
雪合戦に雪だるまをつくりました。
昼ごはんに持参したちゃんぽんのカップめん、おにぎりとおかずを食べ、汁を残さず飲みました。
ゴミはそれぞれが管理して持ち帰ります。
とくに悠鯉樺は食事のセッティングや撤収も手際よく、ごみや私物も収納して、つくづく成長を感じさせました。
青空のくもりひとつない穏やかな陽ざしのしたに
剣岳といならぶ富山の名山を一望にパノラマで
みはるかすという経験に、山頂をふむことの
貴重さ、その幸福感を存分に味わった子どもたち。
行きに車で道に迷って危ない山の雪道でガソリンが切れかかったあと、ようやく窮地を抜け出して
着いた山だったのです。二度目だったのに
まよってしまったところが残念と思ったのですが、
その道迷いの中で、どうやって冷静に判断して
もとのルートに帰り、落ちついていられるか、
力を合わせられるか、ということを初めて学びました。
トラブルのとき、私たちは、だれかやなにかのせいにして険悪になることが往おうにしてありました。そんなときにはせっかくの力を相殺してなにも生まれません。エネルギーばかりが消費されます。だれかやなにかのせいと口にしないで助け合うことができたら、メンバーは、どれだけ心強い仲間となるでしょう。家族で今回は道迷いのトラブルのなか、強いきずなを感じて行動できました。
「三人寄れば、文殊の知恵はほんとうね」
無事にもとのルートに戻り、城山の雪道についたとき三人は話しました。 山道で足が雪で冷たくても泣きごともいわずに登頂しました。食べ物と、体験そのものを分かちあいました。 明るい意欲や笑顔があれば必ず何かをなしとげられる。
それ以上のパワーはない、と感じました。数値に測ることのできない力ですが、どんなものにもまして、エコであり、未来につながると感じました。
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)