みどりのゆび (富山県)
みどりのゆび、のステッカーを!思い、子供たちに、自由な発想で描いてもらいました。
ひとつのテーブルで制作したので、見たり話し合ったりするうちにおなじモチーフが浮かんでいました。 それは地球です。
悠鯉樺。3年生の作品。
まんなかに青と緑の大地の地球。でも苦しそうに眼をつぶっている顔。
地球の右上にはゴミが、左上には魚たちの泳ぐ青い水をえがきました。
オレンジ、ブルーをバックにキャプション。
そのフレーズ:
「SOS!たった一つの地球を大切に!
もうゴミをすてないで!」
居彌(いりや)2年生の作品。
まんなかに地球。青と緑の大地。
金色の手が出ていて金色の
ゴミをすてるな!という看板をもっている。
顔の右半分は涙をながし、左の半分は
きばをむいて怒っています。
きばは動物たちの怒りです。
下半分はブルーのバック。左上にはゴミ箱とカンごみが描かれています。
上のほう黄色のバックにキャプション:
そのフレーズ:「SOSちきゅうは半分おこってるぞう」
吹き出しで「ひどいよう」
素材:マグネットステッカー
大きさ:280ミリ×200ミリ
画材:油性マーカー。耐水性顔料マーカー。オイルパステル。揮発油。修正液。
13日に制作を開始して、18日に完成。
子どもたちの手によるステッカーで環境保全を訴えます。
ガムとりの美化体験と海岸の清掃を経験したみどりのゆびは、重い体験がずっしりとこころののこっています。それが鮮やかなときに制作したので、ふたりは、
ごくしぜんに海を描き、たくさんあったカン、プラスティックそして海のいきものがそれによって環境をおびやかされることを話し合いながら、
制作を進めていきました。
はじめてのマーカーによる、フレーズのはいった
ステッカー制作で、苦労しました。
色を抜くのに揮発油を使ったり、地球をとりまく雲と涙や目のところにはオイルパステルや修正液を使いました。
楽しみ、思い切って大胆にたくさんの色と
わかりやすい絵で表現していました。
色の重ねは、薄い順に、というマーカーの使い方の基本をはじめて知りました。
えのぐや色鉛筆とおなじところや違うところがあり、
新しい世界です。そのおもしろさに、毎日学校からの帰宅後や、休みの午前中に真剣に取り組みました。
悠鯉樺(ゆりか)「むずかしかったけれどもおもしろかった。色をマーカーで重ねるときにまざらないようにするのがむずかしかった。」
居彌(いりや)「おもしろかったよ。やってよかった」
こんなに一生懸命に制作すると、車にはって雨ざらしや陽ざらしにするのがかわいそう!
三人はそう思いました。
でも晴れた日のドライブや野外活動になら、いいかもしれない。
そこで、その週末は、天気もよかったので近くの山にのぼろう!そのときにはっていこう!
と決めました。
じっさいに19日日曜に、上市にある、ダムのうえの千石城山せんごくじょうやまという、標高737メートルの低山に愛車ファリー号のボディーにステッカーをはり、上天気のもとデビューを果たしました。
城山は一年ほど前に雨の時に来て、ふたりの我慢が続かず、途中で下ったのでした。
今回は上天気。
ステッカーをはる、ということで、
出かけるときに野外活動にもまえよりなにか
気合いといったものが入るような気がします。
登山道から山頂まで、すべて雪に覆われた冬山のコンディションを、ノルディックポールを使って山頂に到達。剣岳や毛勝山を一望にして、ぶじに帰ってきました。
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)