みどりのゆび (富山県)
ロッテさんから送られてきた美化セットの、スクレーパト金ブラシ、オレンジオイルとぞうきん、を準備して、あればごみも拾おうと、ごみ袋をたずさえて駅前に来ました。
この日、雨が降りそうな天候のもと、いつもお世話になっている、中滑川駅前のス―パーライクさんでガムとり体験をスタートしました。
だいたい一時間半くらいの作業時間でした。
ほんとうにガムが地面にくっついてるのかなあ?
といいながらやってきて、まずスーパーライクのスタッフのかたにごあいさつ。
激励を受けて、はじめて見ると、お店のまわりはなんと、ガムがたくさんあります!
驚いたのと、頑張ろうと思うのと同時でした。工程は:
スクレーパーではがしてぞうきんでふきとる。
こびりついているものは、オレンジオイルで溶かす。おっと!
オレンジオイルのボトルには、説明書きに、アスファルトを溶かすとあります!
これは、はじめの説明書にはなかった。
注意して作業しよう!
この日、駅構内のクレープ屋さんと駅の改札の前でもごあいさつして、ガムをとりました。
改札前のレトロな階段まで、3か所でそれぞれ13個、全部で39か所のガムを除去しました。
14時23分から、16時までの作業でした。
実際にやってみると「おもしろい!」でもむずかしい。
「でも、だんだん慣れてきた!うまくなってきた!一発ではがせるようになった!スクレーパーのかどを使うのもコツの一つだ。」
「みぞに入り込んだガムをてこにしてとることができるよ!」といりや。
そして、クレープ屋さんの前に来たところでちょうど
おやつ時でした。
列を作って待っているお客さんのじゃまにならないように気をつけて作業しました。
ずっと知面にかがんで、ガムをはがすのは重労働です。
だんだん疲れてきて、かべに沿ったところにあるベンチで一休み。おいしいおいしいこのサンマリ―のクレープに行列をつくってみんな並んでいます。
「ここ、すごい!」と悠鯉樺。
ガムは壁ぎわの床に、何十もありました。
待っているひとが吐き捨てたものでしょう。
全部は一度に無理のよう。ここはあきらめて、駅の改札に来ました。
レトロな階段にもたくさんこびりついたガムを見てもうひとふんばり。
終わるころにはくたくたの悠鯉樺と居彌。
しかし、ふたりともさわやかな笑顔で、満足していました。
「すっきりしたよ」
「きれいになると気持ちいい!」
地面にしゃがんできれいにする行為、ごみを拾うのと同じで、地味でしかも大変です。
はじめはいやがってやってくれないのではないかと思い、こんなふうにしました。
「ふたりのはがした数をカウントしてそれぞれ正の字でつけていくよ」といったのです。
そうしたら、ゲームをするように、競争してふたりはガムはがしにかかりました。
スクレーパーは一つだけです。
奪い合いのようにして、次から次に作業してくれました。
そしてその中でいくつものコツや、注意することを見つけていきました。
まさに晴ればれとした笑顔を見せてくれました。なによりもス―パ―ライクの平井さん、クレープ屋さんのおばちゃん、駅員さんがみんなにこにこして、「ありがとうございます」
といってくださったので、つかれも吹き飛んだようです。
この作業が終わって翌日、ガムとり環境美化の活動報告レポートを三人で作成して、事務局に送りました。
写真はわたし。文をかくのは悠鯉樺。イラストを居彌。
全国のエコクラブのこれまでの壁新聞や、活動報告書をしらべました。色使いやレイアウトなど、きれいなクラブがたくさんあって驚き、また嬉しくなってがんばりました。
この作業をして、やはりレポートを描き、または、書いて、活動を体験している仲間が全国にいるんだということを知ったのもやる気につながりました。
そしてA3の用紙に、ぎっしりとカラフルに、レポートはできました。
ガムづくり教室の派遣という賞があるこの活動で子ども達はひとつ心配なことがあります。
「教室は、どこでやるのかしら?」
みどりのゆび(富山県)
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