盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
卒業する先輩を送る会を兼ねて、前からお誘いをいただいていた宮島水族館のバックヤード(舞台裏)見学に出かけた。水族館は、ただ単にきれいな、または珍しい魚たちを展示したり、ショーを見せたりするものではなく、絶滅の危機にある魚たちを繁殖する研究をしたり、飼育のためのさまざまな飼料を工夫したり、体調を管理したり、標本を残したり、海水の維持管理や特別展の準備など、さまざまな仕事があることがよく分かった。
広島県の希少種の繁殖に成功されていて、すくすくと育っている様子を見させていただいた。本当にうれしかった。
また、-26℃の餌用冷凍室に入らせてもらったり、タカアシガニやペンギンの卵の標本に触らせてもらったり、最小のイルカであるスナメリ水槽を上からのぞいたり、特別展用のダイオウイカを見せていただいたりと至れりつくせりの対応をしてくださったこともあって、部員一同大喜びだった。
1.海水の管理ひとつとっても川から流出する淡水の影響を受けない場所から採取して使用するなど、細かい配慮をしながら維持管理していることがよく分かった。
2.バックヤードの方が、展示スペースよりもはるかに広い。しかも迷路のように建物の中を通っている。よく迷子にならないものだというくらいにすごい。
3.こうして丁寧な対応をしてくださるのも、日頃からサポーターたちがいろんな交流を続けているからだと、必ず部員たちは気づいたにちがいない。気づいただろうな。気づいたかな?気づかんかったかもしれん。
水族館見学の後は、昼食がてら宮島散策・水族館の人との干潟の生き物採集観察会・卒業予定部員を送る会と続く。その日帰り強行軍のようすはまた報告します。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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