みどりのゆび (富山県)
以前住んでいた、富士河口湖町へ。
久々に竜宮洞穴に来ました。
この日、32度の気温でしたが、洞穴へ降りてくると、息が白い!
8度くらいです。かつては竜宮洞穴は、雨乞いのかみさまとして霊験があり、いまも村の人にだいじにされています。
富士山への登山のおりむかしびとは個々を通って登頂したものでした。
その歴史も価値がありますが、洞窟は、いっぱいに水分を含んだ熔岩で、それが気化するおりに熱を奪うことで、地上とはまるで違う環境。冷蔵庫のようです。
かつては底に一年中会った、氷は、村のひとびとにとって、貴重なもので、
こどもの熱をさますのに取りに来たり、また、雨乞いでは、底にかつては会った水を借りて西湖に一升瓶を立てておくと雨が降ったといいます。お返しには二升の水を洞穴に持ってきて拝んだそうです。
冬も気温が一定で外気より暖かくなります。
天然のラジエーターのような洞窟を再訪問して、体感しました。
ひんやりした気にみちびかれるように、動き、踊るようなパフォーマンスを見せてくれたいりや。
初めてではないふたりが、もっと小さいころに来た時よりも、歴史を知って、さらに興味を深めました。
富士登山の古道に位置する竜宮洞穴は、車ですぐに立ち寄ることのできる場所でもあります。
あまり大きな看板も出ていませんが、町道からすぐです。
看板んは落書きがスプレーで毒々しく描かれ、ごみもよく落ちています。
子ども達はまず落書きに怒っていました。
かつて、ロックグループが、機材を、広げ、洞穴のわきの樹海の苔のうえで、コンサート会場とおなじ音量で演奏していたこともあります。
ドラマや映画のロケでも立ち入りやすいここは、よく踏み荒らされています。
この日もごみを回収しました。
そして自殺者もよくこのまわりで発見されます。
おおくの恩恵を与えてくれる洞穴が、また、負の力で引きつける面もあるのだろうか?
いつもここでは考えます。
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)