みどりのゆび (富山県)
みどりのゆびは市民農園で野菜をそだてています。
そのとなりは休耕地です。レンゲソウの咲き、たくさんの草がそだっています。このわずかな場所でこどもたちには楽しみができました。
スズメノテッポウで笛を吹くのです。
いかにもなまえにふさわしいかわいいおとがします。案外難しいです。
子どもたちはじぶんがうまくふけるようになると、すぐに近所のちいさいこに教えてあげました。
それこそすずめの学校のようにです。
さらに居彌は、図書館で自然遊びの本を借りて、そのなかにあったこぶしのはっぱの葉笛も、本を見ただけでマスターしていました。
そしてそれはそれはじょうずに吹きました。
姉の悠鯉樺、母のこっこは、全然できませんでした。
むかし私の小さかったころに、やはり九州の家の前の田で吹いたのと同じ体験、同じ音、その感覚を
自分の子供が体感するというこのめぐりあわせ。
40年の時を経て!
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)