みどりのゆび (富山県)
中山登山の事後活動として行伝公園へ。
おりしも美しく咲き誇る菖蒲は、この豊かな水がやはりはぐくんだもので、もっともながれの豊かな湧水のところで水車遊びをして時をわすれました。
踏み、手で押し、そのしくみと、流れをつくる水量の多いこのときの水と。
富山の名水に数えられるこの湧水が、早月川という、あばれ川の伏流水が海のから2キロ地点でまたわきだしている、公園は、かつて平安時代には京都の荘園の別荘地だったことを話しました。
この水が、とやまのくすり、となり有名になった薬草をあまた育て、その地にわれわれ家族はすむようになったということ。
それを身をもって、緑なす6月、もっとも水量うの多い時に水車をこぐことで
体感した貴重なひとときでした。
水車をこぐときに、歓声と掛け声、歌も最高潮となって時を忘れたふたりでした。
中山で見た、下山のときの水の大きな流れと躍動感がそっくりのこっていました。
ここでは水車と荘園としての公園の歴史、さらに薬草がおおく生える湿原、という概念をおおむね理解したようでした。
近くにはまだオオヨシキリの、ゲゲシ―、ゲゲシ―、となく湿原となった空き地がほんとうにあって、それがこの前後に、売り地となってつぶされたのをみてほんとうに残念でした。
この公園から家に帰るとき、メンバーの1人はいつもたんぼのあぜにカエルとオタマジャクシを探して、いつも見つからないことを不思議がっていました。
悲しい気持ちとともに、そのわけを話して聞かせ、オタマジャクシを見せてやりたい、と切に思った6月でした。
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)
みどりのゆび(富山県)