活動レポート

活動レポート

魚類調査の絶好ポイント決定講座開催

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2015年01月12日

実施場所:

盈進中学校情報教室

参加メンバー&サポーター数:

14人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

 本当は教えたくないのである。部員たちよりもサポーターの方がたくさん採れて、たくさんの魚の名前や生態が言える方がかっこいいに決まっている。しかし、うるさいのである。「どうやって決めているのか?どうしてあんなにいろいろ採れるのか?」いちいち相手にするのも疲れるので、調査地点の決定のしかたをPCを使いながら教えることにした。

参加者のようす

 上の写真の川で説明すると、左上半分が上流で堰の上は人の手が明らかに入っている。底もよく見えない。立ち入ってはいかん流域である。当然魚もあまりおらん。左下半分は、そのすぐ下の下流である。ボサもあり平瀬・早瀬もある。底の砂地も見える。間違いなく魚たちはいろいろとおるぞ。
 右の写真はその中間にあたる。淵もある。堰を登れずにたまる魚もいるだろう。階段もある。下流からここまでが絶好の調査ポイントとなるのである。
 と説明を進めたのだが「それは見れば分かります。その場所にどうやってたどり着いたのかが知りたいのです。」やはりしぶとい。仕方がないのでまじめにまとめる。

感想・気づいたこと・考えたこと

1.最初に「何を調べたい、見つけたい」のか整理して、過去の資料や文献をチェックする。
2.次に、ネット上の地図で「調べたい川」を確認する。
3.そのとき、拡大して今回の写真のような流域がありそうな場合、航空写真に切りかえ確認する。
4.車を止める場所、川へ降りられる階段なども必ず調べる。
5.出かける前にこうした地点を数か所インプットしておく。
※ 何よりも「どんなところにどんな魚がすんでいるか」のイメージを具体的にもっておき、「自分が調べたのだから住んでいるはずだ」と強く信じておくこと。

その他

 「いきあたりばったりで新しい発見をしていた」と思っていた部員たちは、意外とサポーターが理屈っぽく調査地点を決めていることに驚いていた。
 なお、今回の写真の場所は、地図での予測通り、うようよ魚がいました。網を水につけボーッとしているだけで勝手に魚が採れるという地点でした。

盈進中学高等学校 環境科学研究部の皆さんへ
サポーターの皆さんも創意工夫お疲れ様でした。部員の皆さんの成長もあって、教えがいもあるようですね。すばらしい知の伝達ができていてとても興味深かったです。成果も大きい講座になりましたね。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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