盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
というわけで、クラブての調査と事前調査が前後したまま、この日サポーターとサポーターのサポーター(生活全面バックアップして下さる神様のような方)で、昨日の調査地点へ出かけた。
今年10月に、岡山で大きなワタカやブルーギルを釣り上げて以来、サポーターのサポーターは、少し川遊びに目覚めてしまったのである。
次週、クラブをあげて調査するためのさまざまな確認を行いつつ、半日採集を行った。
当然、サポーターのサポーターは、大驚きしつつ次々とカネヒラを釣り上げていった。流幅4m×流程30mの範囲に下流部では大型フナ類やカネヒラなどが、中央付近では、それ以外にもヤリタナゴやタイリクバラタナゴタモロコ・モツゴなどが分布している。ゼゼラやヨシノボリも観察できる。上流部の生活排水が流れ込むあたりでは大きなスジエビがわんさか湧いていて、サイズの小さなモツゴが多いと分かった。
芦田川に関する古い文献を探ると、シロヒレタビラとイチモンジタナゴの採集記録が残っている。もしも、今生息しているのであれば、この場所で必ず現れるはずだ。次週にモンドリを仕掛けるポイントと計測のための用具など、イメージしながら、一方で相棒の機嫌を損ねないよう最大限の配慮をしながら、作業を進めた。
ちなみに今回掲載した写真は、人影に驚いて魚たちが逃げた後砂地が見える状態で撮影したものである。本当に真っ黒に何層もの魚たちがひしめいているのだ。
大きなナマズもいた。オイルフェンスを外した方がよいのかもとも思ったりする。そういうときに限って大きなゲンゴロウブナが、小さなタナゴ釣り仕掛けにかかってしまう。竿が折れる。仕掛けが壊れる、と数分間格闘しつつなんとか無事にすくい上げた。
シロヒレタビラ・イチモンジタナゴを含めた計測調査についての結果は、また報告します。
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