盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
芦田川流域に生息するある絶滅危惧種の保護活動を進めるために定例会を行いました。地域の方々によるパトロール報告や学識者からの見解や環境コンサルの方、他のエコクラブグループの方、県や市の行政の方からの意見などを交流しあう中で、私たちも芦田川河口堰干潟での新発見種や生息魚種のジオラマについて発表させていただきました。
受付、会場づくり、文化祭でまとめた掲示物の一部とジオラマの展示と大忙しでした。ジオラマは大変好評で、参加して下さった他のこどもエコクラブのサポーターが持って帰って使いたいとおっしゃってくださいました。
この1年間で生息が確認されたキセルハゼ・ホシガレイ幼魚・ヒナハゼ・シロチチブの標本も、しかるべき県の施設に登録して保管して下さることになりました。嬉しいことです。今後は、生息地を壊さぬようゆっくり調べれはいいことになります。
今回は、宮島水族館の方々も参加して下さり、とっても嬉しい報告をしてくださいました。詳しく書けないのが残念ですが、大きな前進をしたことと少し肩の荷が下りる話でした。やったあー!
1.さまざまな立場の方との交流は、意見も多彩でなかなか前進しない面もあるが、いい刺激にもなるし、前進したときの喜びが大きい。
2.地道に生息地をパトロールや清掃をしてくださる地域の方々や中学生部員たちには、話の内容が複雑かもしれないけれど、しっかり活動を支えてくれる大切なメンバーだ。
3.干潟の生息種の記録ミス(ヌメリゴチ→ネズミゴチ)など詳しく指摘して下さる学識者の方々もありがたい存在だ。安心して間違えられる空間になっているからだ。
4.行政の方々も休みの日に仕事の話をするために来て下さっている。長い付き合いだからといって甘えてはいられない。
ま、終わったあとの物理的な片付けは部員たちでするので楽なのであるが、この会の話の内容を後日かみくだいて全部員に分かるように説明するのは結構きつかったりもする。
「あの○○さんの話分かったかあ?」「○○さんって誰ですか?」ここから始まるのである。
なお、危惧種の名前を省いています。その種の名前でネット検索したとき、活動報告が出ることに気付き、今回から名前をのせないことにしました。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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