活動レポート

活動レポート

感謝祭へ向けて 採集②

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2014年09月22日

実施場所:

備後地域島嶼部干潟

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

活動内容

 備後の干潟にすむ様々な魚たちを学校の感謝祭で紹介するために、隙間を見つけては採集に出かけています。
 これまで多くの絶滅危惧種の生息を確認してきましたが、この9月、干潟に通ううち、また新しい発見がありました。展示内容をさらに膨らませていかなくてはならなくなりそうです。

参加者のようす

 潮があまりひいていない干潟で転石の下を探りながら黙々と採集していました。シモフリシマハゼばかり採れる中、M部員がショウキハゼを採集しました。チチブ属でひげづらがこどもの日の「将基様」に似ていることから名付けられた絶滅危惧種の魚です。サポーターたちが、この数年間探し続けながら採集できなかった汽水魚です。その後、サポーターにも他の部員にも採集できました。
 また、トサカギンポも初採集です。普通種ですが、これも初採集です。さらには、絶滅危惧種のタビラクチやチワラスボの稚魚の採集もでき、みんなで喜び合いました。

感想・気づいたこと・考えたこと

1.絶滅危惧種の稚魚が採集確認できたことが一番うれしかった。なぜなら、確実に子孫を残してくれているからだ。しかも、「こんなところで!」という予想外の泥地だっただけに、成長の過程が分かった事は大きい。
2.ショウキハゼはあっけないくらい簡単に採れた。これまでどうして採集できなかったのかという疑問がわくくらいに。それは、この8~9月が感謝祭の準備のため、干潟に行けないことが原因だった。この時期に、浅場に現れるのだなあ。
3.また、展示水槽を増やさないといけない。面倒だが準備しないといけない。
4.自分たちも十分に備後の干潟を知らないまま、理科室いっぱいに展示し、ちゃんと説明・エスコートできるのか不安になった。

その他

 干潟の採集は楽しいけれど、生態系を壊さないよう慎重にしないといけません。また、飼育・展示後、元の場所に戻してやらないといけません。もちろん飼育中に病気にならないよう配慮するのは当然です。いつもいつも大変だなあ。

盈進中学高等学校 環境科学研究部のみなさんへ
今回の現地採取では、とてもめずらしい生き物が採取できてよかったですね。奇妙な縁によって自然の面白さを体験できることがあります。
感想の中で、採取においても干潟の生態系を守ること、飼育・展示後にはちゃんと返すこと、そして飼育中には十分配慮すること、が書かれていました。こうした大切なことをきちんとやり遂げることが本当に大切なことですね、こうした活動もみなさんに知ってもらえるといいですね。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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