エバーグリーンエコクラブ (神奈川県)
牛乳パックで紙すきし、はがき大の紙を作りました
水に浸し柔らかくなった牛乳パックを準備しました。
子供たちが表面のコーティングをはがすと、中から上質なパルプが顔を出しました。子供たちは上手くはがせば、無駄なくパルプを採取できることを教わり、慎重に丁寧に作業をしました。
その後、採取したパルプを手でちぎって細かくし、水と一緒にミキサーにかけました。パルプは段々と細かくなり、おかゆのように とろっとした状態になりました。
次に道具の紹介です。試作をしたサポーターが、リサイクルで子どもが扱いやすい道具を考案。プラスティックトレイに穴をあけ、それにストッキングをかぶせるだけで道具の出来上がり。
子どもたちは自分の好きな大きさの道具を手に持ち、紙すきを開始。
紙すきはパルプの量を調整し、厚さを均等にするのがポイントでした。初めはおそるおそるやっていましたが、徐々にコツをつかみだし、作業がはかどりました。
次は乾燥作業ですが、思った以上に乾燥に時間がかかります。限られた時間の中で完全に乾燥させることはできないので、古新聞とタオルで水分を吸収し、それぞれ家に持ち帰り窓にはりつけて乾燥してもらうようにしました。
子供たちは手作業をひとつひとつ丁寧に行なってくれました。最後まで集中力を欠かさず、また失敗してもやり直せばいいことが分かり、根気強く最後までやり遂げました。
水に触れるのが気持ち良いこの季節、小さい子供も水遊び感覚で楽しめました。またひとつひとつの手作業が簡単なので、子供たちが積極的に参加できました。
今回、水のりを使わずに、材料はパルプと水だけにしたので、汚れても簡単に拭き取れ、後片付けも楽でした。
このリサイクル工作を通して、牛乳パックの正体と価値が具体的にわかったのではないかと思います。木や紙資源を大切にするために、牛乳パックを捨てるときは、「切り開いて、分別回収に出さなくちゃ!」と実生活で、活かしてもらいたいです。
エバーグリーンエコクラブ(神奈川県)
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