活動レポート

活動レポート

保護にかける情熱バスツアー その②

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2014年02月01日

実施場所:

岡山市周辺

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

活動内容

 バスツアー第1目的は、スイゲンゼニタナゴの保護活動をされている岡山の高校の先生との交流です。校内の保護・繁殖池を見学しました。なんと、2つの池がありました。
 1つは、ひょうたん池と言うそうで、50年ほど前に作られ、ほぽ陸地化していたものを掘り返し、池として復活させ、用水路ともつなげ、なるべく自然に近づけた形にするため、深みや浅瀬を作り、水も循環させていました。
 もう1つはユニバーサルデザインの池です。こちらもさまざまな最先端かつ人にやさしい工夫に満ちていました。
 どちらの池でも「自然状態に近い形でスイゲンゼニタナゴの繁殖を目指す」そして「万が一自然界のスイゲンがいなくなってしまっても種内の遺伝子の多様性を残す」という強い意志と情熱にあふれていました。

参加者のようす

 ひょうたん池のビオトープではザリガニやカエルを池の外に出すために水をほとんど抜いていて、この時期深みで隠れているスイゲンゼニタナゴの姿は確認できませんでした。通常池には、スイゲンゼニタナゴやヨシノボリ類、産卵母貝のイジガイやマツカサガイがいるそうです。
 浅場をつくるための作業の途中でした。うちのサポーターと同じで休日、その先生もせっせとお魚と戯れるタイプのようでした。
 池のすばらしさと取り組みのすごさに圧倒されていました。また、そうした設備をつくるための協力や資金を快く支えている行政や学校にも感動しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

 ユニバーサルデザインに配慮した池は、高校生たちが廃材などを利用し、設計したそうです。池の中央あたりでは、少しかがむと楽に池の中に手をつけられました。とっても冷たかったです。池の近くにテレビがありました。それはなんと、水中カメラで撮影した水中の魚の様子を24時間見れるテレビだそうです。顧問の先生やスイゲンゼニタナゴを守る市民の会の皆さんも驚いていました。フナ、メダカが池の中にいるそうです。

その他

 うらやましいの一言に尽きます。
この文は高1部員が書きました。
次回は、この先生の保護活動の苦労話を報告します。

盈進中学高等学校 環境科学研究部の皆さん貴重な報告有難う。報告のような先端的技術の応用分野開拓は称賛です。記述が具体的でわかり易い。種の多様性保存が実利に生きてきます。農林水産業のTPP対応強化の一環としても先駆になることを期待したいところです。どのように推移発展するでしょうか。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

999 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

クラブ写真

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧