盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
今年採集した魚のまとめ及び勉強会をしました。1年生にしっかり魚の名前を覚えてもらうことと、これまでの採集記録をまとめていくというとてつもない作業を始めるためです。これをほっといて新年を迎えると来年が大変です。僕たち先輩もまだまだ魚の名前を覚えていない部員が多いです。まずは、今年の2月の採集から12月に採集した魚の写真を見て名前を当てたり特徴を説明したりしながら記録していきました。
記録を説明していったのは、魚にとりかれ漁師と化したT先輩です。わからない部員がいるとすかさず魚の名前と特徴をわかりやすく話していました。たまに話が脱線しましたが今年採集した魚すべておさらいできました。話がよく理解できなったのか、手悪さをし始める部員も出てきました。そんな時はT先輩から「こら!そこ!遊ばない!」とおしかりの言葉。T先輩の魚への愛がとても伝わってきました。
まだまだ勉強するべきことがあると思いました。しかし、今回の勉強会で魚と名前が一致するようになりました。ただ魚を取るだけではだめです。それではただ生態系を壊すだけです。しっかりと魚の勉強をして責任を持って生き物とかかわっていかなければいけません。
これまでの1年間のデータをエクセルにおとして、すべてデータにしていかなければなりません。とっても大変です。なぜならクラブ全体で行った調査だけで約20回、顧問と少数メンバーで出かけたのが約10回、卑怯にも試験中とかの休日に顧問だけで内緒で行った記録が約20回もあり、すべて写真記録になっているからです。毎回まとめればいいと言われそうですが、毎年決まった調査地点はまとめられても、それ以外の調査は前後の比較も必要なため、スペースを作っておかないといけないからです。
この活動報告には「種の保存法」で指定されているスイゲンゼニタナゴに関する報告もしていきましたが、生息域での調査は「国の許可」が必要です。また、周辺の水域でもスイゲンの調査という形では法にふれます。つまり保護活動もしにくくなっているため、あいまいに報告しています。そのあたりの事情をご理解くだされば幸いです。
中学部長が報告させていただきました。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)