盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
今年の10月12日、サポーターの二人が支流でで短時間の採集を行ったところ、1匹スイゲンゼニタナゴを確認しました。
そこで、スイゲンゼニタナゴの数がある程度回復し、生息域が拡大していないだろうかと考え、生息地の周辺で採集調査をしました。また、今の時期は環境や魚に与える影響が少ないので最適な状態でした。
3~4人ずつで4つのグループを作り、4か所に分かれて1時間採集をしました。短時間の採集でありながら、曇りによる寒さで部員は全員とても疲れていました。
スイゲンゼニタナゴはどのグループも確認することができず、落ち込んでいる様子でした。
なお、採集した魚はすべて軽い麻酔をかけて撮影したのちすべて川に戻しました。
スイゲンゼニタナゴはどのグループでも採集することができませんでした。各グループの川の様子は次のようになっています。
st.1 流れが速く、砂地が多い
st.2 流れがあり、ほとんど砂地
st.3 流れがあるところが多く、ほとんど砂地
st.4 流れがほとんどなく、泥底が多くワンドが多い
採れた魚は、ギンブナ、コイ、オイカワ、ヌマムツ、タモロコ、ヤリタナゴ、アブラボテ、タイリクバラタナゴ、カネヒラ、ブルーギル、メダカ、ナマズ、ドンコ、シマヒレヨシノボリです。
調査地点によって河床のようすや流れが違うため、採集できた魚はかなり違っていることも分かりました。
部員の1人は犬の糞を踏んづけて、憤慨しています。ちゃんとゴミも犬の糞も持ち帰ることで環境を守る一つになると思いました。
今回は高校部長が書かせていただきました。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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