盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
小さな子どもたちを連れた家族に対して、広島県の絶滅の危機にある魚たちについて説明していくとき、子どもたちがあきてしまうことを考えた部長が傘袋を使った「どじょうロケット作り」を提案しました。子どもが作って遊んでいる間に大人たちにしっかり説明してやろうという魂胆です。サポーターは二人とも反対しました。「そんなんつまらんやろ!」「大丈夫! 任せてください!」と何度かやり取りした末、どじょうロケット発射です。
サポーターの予測は見事にはずれ、次々に子どもたちが「どじょうロケット作り」コーナーへ集まってきます。作っている間の親たちへは、じっくりと絶滅しかけている生き物の展示の説明ができます。まさに部長の思惑通りに進んでいきました。
サポーターへの質問も例年以上にありました。やはり少しずつ自然が壊れていることに対して、関心は深く、じっくり聞く機会ができたようです。部員たちへの賞賛の声もたくさんいただきました。この方法、安価でいいです。ただし、このコーナー担当部員はくたくたになったと思います。
1.やはり部員の考えや意見は大切にすべきだと思った。子どものことは子どもに近い人たちの方が分かる。
2.小さな子どもも展示していたシマドジョウの模様はよく見ていたようだ。みんな上手に作り、飛ばしあっていた。
3.うちの学校の生徒たちも作りたかったようで、子どもたちがいなくなったすきに中学生が、その中学生が飛ばしあっているのを見てきた高校生がやってくるようになった。最後は女子高校生たちでいっぱいになっていた。
4.サポーターも作り、おびれを突いて飛ばしてみたが全然まっすぐに飛ばない。やはり根性が曲がっているせいだと感じた。みんなはまっすぐに飛ぶのになあ。
「幻の水族館」展のフィナーレは、女子高校生たちと部員たちによるサポーターへのロケット一斉発射でした。たしかに反対しましたが、あんまりいじめんでほしいよなあ。まったく痛くもかゆくもなかったけど・・・
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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