盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
広島県の絶滅の危機にある水生生物を集めて展示し、少しでも多くの方に知ってもらうために、いろんな企画をたてました。こ難しいことばかり展示しても人は集まらないし、何よりたくさんの子どもたちに「楽しんでもらいたい」からです。
その1つが「カッパ」です。カッパは、今や伝説さえ消えかかっている絶滅種。深い淵や急流で泳ぐ危険を伝えるために「尻小玉を抜く」とか「足を引き込む」とかいったいたずらをすることになっています。しかし、現代ではそうやって遊ぶ子どももすっかり減ったため、出番のなくなった幻の動物です。
もう1つは「カエル釣り」です。カエルの反射行動を利用したこの遊びもトノサマガエルの減少とともになくなってきています。
カッパは、理科室のドラフトの中にひそみ、家族連れが通りかかるたびに飛び出し、巻いていた掛け軸を下し、説明し、終わると巻いて中に戻るという恐ろしいくらいセルフな役です。3人で交代していました。大変そうでした。
カエル釣りは、以前から準備していたものと、前日に1時間で約100匹ほど採集してきた(こんな場所は福山市ではほとんどない)トノサマガエルを使いました。初めは、エサやり体験の予定が雨とエサを食うまで子どもたちが我慢できないため、急きょカエル釣りに変えました。おおわらわでした。
1.子どもたちにはどちらもとても受けていた。カッパの説明には大人も感心していた。
2.カエル釣りは好評だった。綿だけなのにしっかりくわえて釣りあげられるカエルもいたり、脱走したり、しまいには手でさわる子もでたりしておおにぎわいになった。カエルをさわる体験もいいと思った。
3.カッパの着ぐるみをなめてはいけない。フリースなのでとんでもなく熱い熱い。サポーターも好奇心で一回だけ着てやってみたが懲りた。年寄りなのであきらめがはやい。よく2日間やってきたなあ、お疲れさん。
展示の企画はまだまだあります。
引き続き報告させてください。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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