活動内容

　第29回日本霊長類学会・日本哺乳類学会の表彰式・発表会が午後から行われました。次々と部門ごとの表彰が行われ、ツキノワグマの捕食行動やコウモリの同所的空間での食いわけの研究など、興味深く聞かせていただきました。
　中高生ポスターの部の表彰も行われました。最優秀賞は大分の高校でニホンザルに関するものでした。私たちは「呼ばれるわけない」とたかをくくって楽しくステージを見ていましたが、３番目に呼ばれてしまいました。優秀賞だそうです。嬉しかったけれど、もっとふさわしいものがあったのではとみんなで話しました。

参加者のようす

　例によってサポーターは、まず書籍コーナーに寄り道し、昨日買い損ねた本のチェックをした後、８階にある大ホールへ行くと、部員たちは、普通関係者や来賓の方々が座る最前列中央付近に「でん！」と座っていました。状況を伝えても「だってみんなで座れる場所がないもん！」です。部長はん、ええ度胸してはります。
　ところが、優秀賞を受賞するとは全く考えていなかったため、呼ばれた後の部長は完全に動揺してました。移動可能にしてある座席を押し分け、人を押しつぶしながらステージへと登壇しました。部長はん、ええ体力してはります。

感想・気づいたこと・考えたこと

　本当に日本の野生動物について、さまざまな人がそれぞれの立場でたっくさんの研究をしているなと思いました。ただ、哺乳類の研究は行動観察１つとっても追跡のための機材などにかかる費用と時間が多く必要で、本当に苦労されていると感じました。
　こうした基礎研究や日本のもつ根幹となる財産である野生動物についてもっともっと多くの人たちに関心をもってもらえればいいなとも思いました。ま、私たちも参加したから気付いたわけで、えらそうなことは言えません。
　優秀賞は３校でしたが、私たちより優れているポスターはいくつもありました。いただいていいのかなあ、とみんなで後から話しました。

その他

　発表の日に募金も兼ねてサルがデザインされたＴシャツを買うかどうか迷っていた部長に「明日買えばいいよ」と言ってなだめた結果、この日「完売」していました。
　申しわけない！　面と向かって謝りたくないので、この場を借りてお詫び申し上げます。