水俣第一小学校 (熊本県)
「ゴーヤカーテン作り」と「ネイチャーゲーム(フィールドビンゴ)の、2つの活動に取り組みました。
ゴーヤカーテン作りでは、まず本校の職員からゴーヤカーテンを作る意義と大まかな手順を教えてもらいました。そして、ゴーヤの植え付け体験。1人1株ずつを慎重に、慎重に大型プランターへ植えました。自分が植えたゴーヤに名前をつけて、手紙を書きました。
次に、フィールドビンゴでは2つのグループを作り、1人1枚ビンゴカードを持って「みどりの教室」へ。本校には職員玄関のすぐ前に樹木や草花に囲まれた「みどりの教室」と呼ばれる学習スペースがあるのです。2つのグループごとにビンゴカードに書かれている「木の実」や「鳥の声」などを探し、身近な自然の素晴らしさ、心地よさを再発見しました。
ゴーヤカーテン作りでは、7人中ゴーヤを植えた経験があるのは1人だけだったので、最初はほとんどの子がおっかなびっくり。でも、みんなとワイワイやりながら活動する中で少しずつ緊張もほぐれ、やさしく、やさしく植えてあげることができました。それぞれのゴーヤには「ゴーヤン」や「ごーちゃん」など親しみやすい名前をつけ、「のびゴーヤへ。早く大きくなって(2階の)職員室まで育ってね。そして、立派なゴーヤになってください。」などと心がほんわかとなるお手紙を書いていました。
フィールドビンゴでは、生き物が食べた跡や足跡、いいにおいがするものなどいつもはあまり気にとめないものもじっくりと見つめ、それを分かち合う体験を通して、「こんなに自分たちが生活している場所の近くに、こんなにたくさんおもしろいもの、きれいなもの、かわいいものがあるんだ。」と驚き、喜んでいました。
水俣市には豊かな自然があります。みんな日ごろからたくさん触れ合う機会があります。あえて、こどもエコクラブの活動としてゴーヤやみどりの教室の自然に触れ合う活動を行うことで、どのくらいの感動を味わわせてあげることができるのか?実は少し不安に思いながらの第1回目の活動だったのですが、私の予想以上に感動していたように思います。身近にあるからといって、それを感じることができているかはまた違うところもあるんだなあと思いました。
まだまだ、「自分たちが気付いていないだけの素敵なもの」が、私たちの身の周りにはたくさんありそうです。どんどん、それらを楽しみ、自然となかよくなりながら、みなさんにもお知らせしていきたいと思っています。
水俣第一小学校(熊本県)
水俣第一小学校(熊本県)
水俣第一小学校(熊本県)