活動レポート

活動レポート

広島県レッドデータ指定種の生息確認その3「カワヒガイ」

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2013年07月27日

実施場所:

郷分町用水路

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

 今回も前回に引き続き秋の学園祭に展示する魚を採集しに行きました。広島県のレッドデータブック2011に記載されているカワヒガイを採集しに行きました。先輩部員の1人が用水路でカワヒガイを見たということで本庄の用水路から本郷の用水路に採集場所を変えました。カワヒガイは、タナゴ類とよく似た習性をもっていて、二枚貝に産卵します。タナゴ類が減っているのと同様に減ってきているのはそのためかもしれません。
 用水路はこの時期田んぼに水を入れるため水位が少し高かったです。1人の先輩が胴長を履いて残りの三人の部員が下流に網を構えて採集しました。

参加者のようす

 郷分の用水路で胴長をはいて網に魚を追いこんでいた3年生の先輩は胴長を履いていて暑いうえにとても激しく動いていましたがとても元気でびっくりしました。他の3年生でタモロコを採った先輩が「先生!タモロコです!」とすごい勢いでサポーターのところに走って行ったった時は参加者全員で大爆笑しました。カダヤシ、ヒメダカ、ナマズ、カマツカ、コウライモロコ、ギンブナが採集できました。本郷ではモツゴ、カネヒラ、オイカワ、コイ、タイリクバラタナゴが採集できました。中でもタイリクバラタナゴがたくさん採集できました。しかし狙いのカワヒガイは採集できませんでした。
 また、今回はサポーターの胴長に穴があいてズボンがずぶぬれになっていました。いつもぼくたちをからかってばかりいるからだと思います。魚の神様ありがとうございます。

感想・気づいたこと・考えたこと

 最初に行った用水路にカダヤシがいたことに驚きました。
暑くて持って行っていたアクエリアスがお湯になっていました。 
カワヒガイは数が少なかったけれど、予定通り採れたので持ち帰って飼育しています。次の日には、他の魚たちとともにエサを食べてくれています。一安心です。

その他

 今回は、中2男子部員が報告しました。

(3/4)汚れのひどい川にタモロコがいたのですね。なぜ「要注意種」に指定されたのでしょうか?サポーターのひとは、皆さんにすぐに答えを与えないで、「自分たちで調べること」を期待したのかもしれません。回答がすぐ得られても、すぐ忘れることがあります。自分で解答を努力して見つけることも、生物採取と同じくらい大事だと思います。「要注意種」に指定するには、何らかの理由があるはずですね。又、それなりに、長い説明になることもありますね。
 一般的な話として、種が絶滅するのは、その種の住むところがなくなる、これまでいなかった外来種の魚に捕食されてしまう、いつも食べているエサが少なくなってきた、等の原因が挙げられます。
タモロコは、例えば、オオクチバスに捕食される、ほかの魚にエサを横どりされる、河川の構造が変わって、自分を隠す場所が無くなった、等が考えられます。ほかにもあるかもしれません。調べてみて下さい。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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