活動レポート

活動レポート

田んぼの中をのぞいてみると…

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2013年06月22日

実施場所:

福山市の田んぼ

参加メンバー&サポーター数:

16人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

ここ数日の大雨で増水した川での採集は諦め、今日は田んぼで生き物を探しました。
生き物を見つけたあとは、理科室で観察、スケッチを行いました。
採集ができた生き物はホウネンエビ、カイエビ、ツチガエル・アマガエル・ガムシの幼生、ヒルなどです。

参加者のようす

坂を下り、田んぼに向かいました。
「どこの田んぼに行く?」
「怒られんかな?」
と言いつつ、生き物を探すために田んぼをのぞくと、そこにはたくさんの生き物が!生き物の採集をしつつ、写真も何枚か撮り、坂を登りました。
メンバーがサポーターに撮った写真を見せると、内容は人や周りの様子ばかり。
「接写を使わんかい!」
というサポーターの声にメンバーは
「周りの様子を撮ったほうがいいと思ったので」
と笑顔を向けていました。しかし、1人接写もきちんとしているメンバーがいたことでサポーターの小言も終わりました。
顕微鏡を見始めてからは
「先輩!ヒルがオタマジャクシに食いついています!」
「これ卵持っているよ!」
という声が飛び交う中、メンバーは自分がスケッチしたい生き物を探しました。先輩が後輩にスケッチのやり方を教え、黙々と描いていく様子を見てみると、描かれているものの大半はミジンコでした。これではさすがに面白くないので、描き終わった人はほかの生き物も描くことになりました。

感想・気づいたこと・考えたこと

・普段は魚相手の多いメンバーにとって、今日の活動は新鮮で楽しいものになった
・先輩が後輩に実験器具の使い方やこれはなんという生き物か、スケッチのやり方を教えることは互いのスキルアップになったようだ
・田んぼが減ってしまったようだ

その他

この報告は香川大学から帰省しているOGが書きました。

盈進中学高等学校 環境科学研究部とOGのみなさんへ
田んぼの生き物探し、お疲れ様でした。周りの様子の写真も撮られたということですが、それも環境のつながりを記録するためには大事なことですね。最近、田んぼの畦などはコンクリート製に変わって生態系がずいぶん変わっています。みなさんが生き物探しをした田んぼもなかなか水と土の境がないようですね。田んぼに生息する生き物は、ライフサイクルの中で、水中、土の中で生息域を変えることにより多様性を確保してきました。そのつながりが失われて田んぼの生態系も随分衰退したようです。だからといって、高齢化が進む田畑では、維持管理が少なくて済むコンクリート製品はなくてはならなくなりました。
先輩の指導もチカラが入っているようですので、これからも環境科学研究部の活動成果を楽しみにしています。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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