盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
今回は、初の日曜日開催となりました。土曜日に部員たちが会場の準備をすませてくれました。受付も案内もよく動いてくれました。日曜日にしたのは、土曜日では仕事の都合でなかなか集まれない多忙な方も多いからです。地域の方からは、パトロールや水路の観察での気付きについて、市や県の行政関係の方からは福山の希少生物マップづくりの方針について、また学識者の方々からは「日本産淡水魚類全種の同定第三版」での取り扱いについて報告がありました。また、企業の方からも寄贈して下さった水槽のメインテナンスの協力を申し手でくださいました。私たちは「産卵母貝調査結果」「マレーシアの淡水魚」などについて発表させていただきました。
また、水路のヘドロを流す作業を近いうちに一緒にしてほしいと協力を呼びかけました。
「日本産淡水魚類全種の同定第三版」の内容も含め、希少な淡水魚の取り扱いについては、やはりいろいろな見解がとびかいました。もちろん「保護する」という前提には変わりはないのですが、それぞれに意識の違いがあって部員たちには少々難しかったようです。
誰かに保護の責任を押し付けるのではなく、いろいろな立場の人が、それぞれの立場で楽しみながら、納得し合いながら、自分から進んでやっていけるようにしたいものです。サポーター2人もかつては激しい自然保護派と開発派の対立の間で、一方的に自然保護派の立場で偉そうに発言したこともあり、そのときのことは忘れないし、とても後悔していることも話しました。敵が生まてしまう正義は、やはり続かない正義でしかないのでしょうね。
1.部員たちの活動の発表の場をいただけることに深く感謝して居ます。部員たちが、黒子になって準備・片付けだけしていた頃から考えると、成長していると思いました。
2.地域の方も行政の方も学識者の方も企業の方も、みなさん休日に個人の立場で集まってくださっているわけで、もうそれだけでも本当にありがたいことです。元気が出ます。互いの立場を知っているだけに、つい相手の立場に甘えた発言やお願いをしてしまうのですが、あらためて考えれば、みんな「一個人」として参加していて、たまたまある分野に関して情報を良く知っているだけなのだとあらためて反省しました。パトロールにも感謝、最新の情報にも感謝、支援し合うみなさんすべてに感謝です。
近々中国に行きます。中国産タナゴ類をこの目で確かめてきます。また、報告します。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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