盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
12月16日の日曜日にサポーター2人が、いつものように川遊びにでかけ、そのとき採集した魚たちの写真を見せてくれました。今回の小さな河川では、特に「スジシマドジョウがいろいろ採れた」とのことで、その写真を使って、スジシマドジョウのさまざまな型について学習会を開きました。
大型種・中型種・小型種と分かれ、さらに小型種の中には地域によってさまざまなタイプがあることを学びました。
みんな画面を真剣に見つめるのですが、どこでどのように判別するのか分からないようで、質問も少なく、サポーターから「判別の仕方」を一方的に伝えていく形式になってしまいました。
失敗です。
ただ、この2枚の写真を見比べてみると、尾びれの模様が全然違うことには気付いたようです。ただし、どちらも「スジシマドジョウ中型種」という同じ種なのだそうです。サポーターのちょっとしたいたずらでした。
正直言うと、サポーターも典型的な個体でしか判別できません。もっと学ばなければと思います。
1.多様性という言葉はよく使われていて、「種が多いほど多様性が豊かである」ということが多いけれども、実際には、「種の中での遺伝子の多様性が豊かである」ことが大切だと分かった。
2.種内の遺伝子多様性がさまざまな色彩変化のもとにもなるし、種そのものの環境適応能力を広げていることになる。
3.だから同じように見える魚も1匹ずつ丁寧に観察していくことは大切だと思った。
4.個人研究やタナゴの研究のまとめで忙しくしているときに、サポーターだけ川遊びに行って、その結果をうれしそうに見せてくる。いつものことだが、少し迷惑だという意見もでた。その通りだ。
今まではサポーターの1人が記録担当だったが、最近は2人とも記録を残すため、倍のデータを見せられることになります。
ありがたいのでしょうか? はた迷惑なのでしょうか?
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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