盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
10月に続いて、定例会を開きました。行政の人・学識者・環境関連企業の人・地域で毎日パトロールしてくれている人など、それぞれの立場の垣根を越えて集まってくださいます。今回の準備担当は高校1年生部員4名です。会場設営・飲み物の準備を進めつつ、寒空の下で受け付けもします。
一人一人現況を報告し合う中で、私たちも学園祭でタナゴをテーマに展示したこと、中国産タナゴ類の研究について、透明標本の展示・すずめ焼きの試食、そして何より雨天の中での魚の保護活動などについて、発表する機会をいただきました。
みなさん忙しい方々ばかりなのに、こうして足を運んで下さっています。大人たちだけで20名を越えていて、みなさん熱心に話をされます。なかなか私たちは話を切りだすタイミングがつかめません。
今回は、サポーターの一人が話をせず(採点をしていた?)高校2年生に一つずつテーマをふってくれて、話をさせていただきました。みなさん本当に熱心で、最近、地域の方がパトロール中、たまたま公的機関の方々による採集調査が行われていて、その採集用のしかけを見つけ、密漁者と勘違いし、しかけをゴミ箱に捨てたという話は、面白く元気が出ました。
主催者のサポーターが用意していた河口域から用水路、支流、中流域の魚たちの観察ビデオを見て、あらためて芦田川の生物多様性の豊かさに感心しました。
最悪な話題だった「水路に真っ白い廃液が流れていた」ことに関しては、朝の9時頃は、信じられないくらい真っ白だったそうです。警察も出動し、原因を追跡しているとのことでした。また、流出よりも不法投棄の可能性が高いと行政の方が言っておられました。
残念な話ですが、一方で「密漁は地域の人の監視によってできない」「不法投棄もすぐ連携され痛い目にあう」ような体制がつくられていることになります。すごいことだなと思いました。
この日は、会が始まる前に、中学3年部員とPeco(Peace by eco)活動のまとめを済ませました。アルミ缶・スチール缶を業者に運び、お金に変えました。その報告は、次にします。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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