活動レポート

活動レポート

中国産タナゴ類100尾 計測が終わった!

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2012年11月13日

実施場所:

盈進中学理科室

参加メンバー&サポーター数:

15人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

 中国産タナゴ類の計測を始めておよそ1ヶ月がたちました。さまざまなデータを測定しながら、1尾ずつ写真に記録していきます。また、データはエクセルに入力し、今後分析できるように準備していきます。計測と写真記録が終わった個体は、すべて保健室からいただいたアルコールを使い、標本資料として保存していきます。
側線の観察が、一番めんどうですが実体顕微鏡で確認していきます。
 そして、今日ようやくサポーターの指示していた100尾のタナゴの計測がすべて終わりました。

参加者のようす

 最初のうちは、サポーターも一緒に作業を進めてくれていたり、大切な証拠となる写真撮影はすべてしてくれていましたが、次第にサポーターの姿はどこへやら・・・、「今日は8尾やっといて。写真が撮れる段階になったら呼びに来て。」となり、さらには「写真の撮り方教えるけんね。スーパーマクロで1尾につき3枚以上撮っておくんだな。」に変わり、ここ3回はとうとう「自分たちで撮っといてね。」と言ってカメラを渡されました。
 「自主性を育てる。」というのは、いつも「こういうパターン」なのです。「サポーターの手抜き」とほぼ同義語です。
 ただし、本当に部員たちみんな嬉しそうでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

 自然観察から得られるさまざまな感触や印象と、データから知ることの出来る判別や考察が「簡単に一致するものではない」ということ。つまり、観察では明らかに4種以上のタナゴが存在するとわかっていても、それらを形態的な特徴から数値化するためには、多くの地道な積み重ねが必要であること。そんなことを実感できたと思います。決して、正確な結論へと導かれることがないとしても、研究の過程では、この作業が必ず必要になることを体験できれば、十分です。

その他

 さて、これからエクセルデータをもとにグラフ化していきます。側線鱗数や縦線の長さ・体高体長比など、さまざまな差異となってグループに分類出来ると思います。楽しみです。
 なお、100尾に増えたのは「より多くのデータをとりたい」と考えたサポーターが「隠し持っていた」ことも付け加えておきます。

盁進中学校環境科学研究部の皆さん、興味深い報告をありがとう。イタセンパラや日本固有種のタナゴは絶滅が危惧されるので、中国産タナゴを選んだのですか?中国産タナゴの入手は簡単のようですね。100匹も飼育したとはすごい。客観的なデータ―のためには継続した多くの観察が大切。ところで、生態系の考察には、種類や雌雄比や体重比が重要になると思います。次は、体験学習の体感の差と計測データ―の報告を是非お願いします。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

999 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

クラブ写真

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧