盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
環境科学研究部副部長の高2村上誠一郎くんが、第12回立命館論文大賞の最優秀賞に選ばれました。今回の論文テーマは「水と人類」6000字以内との規定だったそうです。
彼の論文のタイトルは「川の水環境の保全・再生を目指して~タナゴが教えてくれた未来~」というものです。小河川しかない因島から通学しながら、芦田川でさまざまな体験を通して学んだこと、そしてマレーシアへの国際フィールドワークを通して世界の河川へと意識が広がっていったことなど、本当に成長していった様子が表現できているようです。おめでたいことです。
最近、ずっと中国産タナゴ類の測定作業を続けています。村上君も毎日その活動の中心人物として取り組んでくれています。
サポーターも種の同定のための「中国産の手作りタナゴ図鑑」をヒーヒー言いながら完成させたところです。
村上君の最優秀賞受賞については、サポーターはまったく知りませんでした。彼もまったく言おうとしませんでした。近くの先生から「村上君すごいね!」と言われても何の事やら、の状態でした。彼はいつの間に書いたんでしょう?
「何で報告せんかったん?」と言うと「自分のことを自分で言うのはちょっと恥ずかしいです。」だそうです。
ひょっとしたら、サポーターは信頼されていないのかもしれない。
副賞の10万円をクラブにとられると思ったのかもしれない。
それにしても原稿用紙15枚もよく書いたものだと思う。
淡水・タナゴに関わり続けた5年間が、村上君の中で将来への大きな目標につながってくれていることは、手放しでうれしい。
うちの部員みんなすごいなあ、とあらためて思った。
村上君は、きっと素敵な理科教師になってくれるでしょう!
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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