活動レポート

活動レポート

玉手箱を開けた! 中国産タナゴ類の同定スタート!

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2012年10月23日

実施場所:

盈進中学校理科室

参加メンバー&サポーター数:

19人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

 文化祭が終わり、部員が2名増えました。早速研究活動の再開です。今日から平日放課後は、2つのテーマで研究を進めます。1つは、高校生中心に「中国産タナゴのすずめ焼き」を開封し、体高体長比・背びれ尻びれ条数・側線鱗数・体側縦線の有無と長さ・ひれなどの色彩を計測し、分類同定する研究です。日本のタナゴ類との比較や中国の生態系を想像していく研究です。もう1つは、中学生中心に「芦田川のヨシノボリ類の分類とすみわけ」についての研究です。

参加者のようす

 サポーターが、計測の方法・意味・グラフ化によるグループ分けなど、一通り説明し、計測には必ず複数で当たるよう指示をしました。しかし、いつもの表情とちがってうつむきがちになり、どんよりとしたムードが流れていました。「失敗してもいいよ。」と言うと、安心したようです。
 とりあえず1袋16尾分、水洗して計測を始めました。婚姻色はアルコール標本にする前に確認しなければならないため、今日中に確認しておくよう部長から補足が入りました。さすがです。

感想・気づいたこと・考えたこと

 未知のタナゴ類の確認作業です。さすがに緊張するのがよく伝わってきました。
 しかし、本当に滅多なことでは得られない情報です。この機会にタナゴ類の世界をもっと知って欲しいと思いました。
 文献もほとんどない中国産タナゴ類のデータ化が楽しみです。

その他

 高校生・中学生それぞれの研究テーマは、来春3月に開かれる魚類自然史研究会へ投稿する予定です。今春は、「メダカのジャンプを誘導する条件について」を発表させていただきました。メダカが広く分布を広げてきた背景が探られたと好評でした。
 今年の連中もぜひ発表の機会を、と考えています。

環境科学研究部のみなさん、活動報告をありがとうございます。すばらしい文化祭が終わり、早くも次の展開が始まりましたね。またしても、意欲的な取り組みで、今後が楽しみです。生物の同定は難しいものがありますが、失敗を恐れずにチャレンジしてデータ等を発信していくことで、評価が得られ、研究が進むものです。一方、環境科学部として、環境と結びつく活動にするにはどうしたらいいかも考えていくと楽しいですね。中・高それぞれの活動を楽しみにしています。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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