盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
『よみがえれ! タナゴたち!』展に向けて6本の展示水槽のレイアウトが完成しました。水草を植え、ライトアップし、タナゴたちを種類ごとに移していきました。
と、そのとき以前から飼育しているクサガメの赤ちゃん水槽に何やら小さなものが動いている・・・
よく見ると甲長2cmほどのスッポンの生まれたてに近い赤ちゃんでした。このままではクサガメに手足などをかじられることになります。
「だれやあ~スッポン拾うてきたんわあ!」
「ぼくです。砂を取りに行ったときに、ついかわいくて・・・」
「このくそ忙しい時にい~もお~」
ということで、自宅に持ち帰って水盆で飼うことにしました。
今回で4匹目のスッポンの赤ちゃんです。サポーターに見つからないように、全く話題にあげずに飼おうとしていたようです。
しかし、そうはいかない。簡単に「カメのえさ」に食いつくほど楽じゃない、と話すと「先生、すぐ食べたよ。」と言い返してきます。
されど、そうはいかない。運よく食べたに過ぎず、これまでも死なせてしまった過去を持つこと、今は「よみがえれ! タナゴたち!」じゃと伝えると、やっとあきらめてくれました。
とほほ。家に帰っても飼育です。22時です。
今、エサやりを終えました。ちりめんじゃこ・干しアミエビ・冷凍アカムシなど、栄養バランスを考え、与えました。かみさんも「かわいい」と言って「ポンちゃん」と名前をつけました。
エサやりには、ちょっとしたコツがあって、しっかり水で戻した後、目の前にそっとエサをピンセットでおろし、かるく震わせると食べてくれるんです。このコツだけは部員たちに教えられんな。
カメのエサをポンと入れただけではいかんのです。たまたま食べてくれただけのことです。
ま、エサに馴れ、少し大きくなったら部員たちに任せてみます。
なぜ、我が部の部員たちは、いつも川の生き物を拾ってくるのだろうか? 川にはたくさんの出会いがあるのですね。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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