盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
これまでのフィールドワークは、タモ網・サデ網・投網・刺し網・手づかみ・セルビン・釣りに限られていました。しかし、スイゲンゼニタナゴの生息域の環境を考えてみると、今後環境への影響により負担をかけない観察の方法が必要と考えました。そのための水中観察記録
のトレーニングとして、とりあえず毎年合宿をしている比較的水のきれいな山野峡で水中写真を撮ってみました。時代は「採る」から「撮る」へと進化しているところです。
今回は、カワヨシノボリ・カワムツ・ムギツク・カマツカ幼魚・タカハヤが観察できました。
何家族か水遊びに来ておられ、ウェットスーツに安全長靴・大きな水中カメラという珍妙なスタイルで現れたため、メンバーたちは恥ずかしゅうてならんかったそうです。しかし、まずは手本を示さねばならんので「写真撮っといて」と頼んだのが、この2枚です。
約1時間粘って40枚くらい撮影しましたが、まともに映っているのはほんの数枚。メンバーたちが使いこなせる日が来るまでほど遠いかもしれません。
観察の方が、採集するよりはるかに多くの淡水魚を確認できる。
本当に静かにじわっと近づかないと魚は逃げる。特に、音への反応は想像以上に敏感で、カメラのハウジングを少し岩にあてただけで逃げる。じっと魚が近づいてくるのを待つ方がよい。
一人でやっていると奇妙な人物に思われるので、必ず陸地に状況を説明できるメンバーを待機させるのがいい。そのメンバーも恥ずかしいので、何か聞かれるまでは「他人のふり」をした方がいい。
結局中古の安物デジカメを購入したため、USBケーブルがなく、データがパソコンに取り込めないことが、今分かりました。適合するUSBケーブルを購入することが次への課題です。
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