活動レポート

活動レポート

水中観察記録トレーニング

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2012年08月26日

実施場所:

福山市山野峡

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

 これまでのフィールドワークは、タモ網・サデ網・投網・刺し網・手づかみ・セルビン・釣りに限られていました。しかし、スイゲンゼニタナゴの生息域の環境を考えてみると、今後環境への影響により負担をかけない観察の方法が必要と考えました。そのための水中観察記録
のトレーニングとして、とりあえず毎年合宿をしている比較的水のきれいな山野峡で水中写真を撮ってみました。時代は「採る」から「撮る」へと進化しているところです。
 今回は、カワヨシノボリ・カワムツ・ムギツク・カマツカ幼魚・タカハヤが観察できました。

参加者のようす

 何家族か水遊びに来ておられ、ウェットスーツに安全長靴・大きな水中カメラという珍妙なスタイルで現れたため、メンバーたちは恥ずかしゅうてならんかったそうです。しかし、まずは手本を示さねばならんので「写真撮っといて」と頼んだのが、この2枚です。
 約1時間粘って40枚くらい撮影しましたが、まともに映っているのはほんの数枚。メンバーたちが使いこなせる日が来るまでほど遠いかもしれません。

感想・気づいたこと・考えたこと

 観察の方が、採集するよりはるかに多くの淡水魚を確認できる。
本当に静かにじわっと近づかないと魚は逃げる。特に、音への反応は想像以上に敏感で、カメラのハウジングを少し岩にあてただけで逃げる。じっと魚が近づいてくるのを待つ方がよい。

 一人でやっていると奇妙な人物に思われるので、必ず陸地に状況を説明できるメンバーを待機させるのがいい。そのメンバーも恥ずかしいので、何か聞かれるまでは「他人のふり」をした方がいい。

その他

 結局中古の安物デジカメを購入したため、USBケーブルがなく、データがパソコンに取り込めないことが、今分かりました。適合するUSBケーブルを購入することが次への課題です。

水中観察トレーニングの報告をありがとうございました。「採集は最善の調査方法ではない」ということに、気付いたようですね。動植物のことを知るためには、まず、自然の中の生態を見ることが第一なのです。つまり、自然観察です。水生生物については難しかったのですが、水中カメラの導入で楽になりました。これは、立派な調査法ですので、地元の方にも認知されるように堂々と行ってください。気になるようでしたら、「水中調査実施中」という看板を立てておきましょう。逆に、情報が得られるかもしれませんよ。またの報告を待っています。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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