もとぶ元気村エコクラブ (沖縄県)
活動内容:
1.砂浜にどんなものが落ちているかを予想する。
2.新里漁港のビーチにてゴミ拾い。
3.ゴミ分別、まとめ。
今回は、ゴミ拾いを行う前に、子ども達にビーチにどんなものが落ちているのか予想してもらった。子ども達に4×4のマスにゴミを記入してもらい、ビンゴゲームのように縦、横、斜めのどちらか1列揃うようにゴミ拾いを行った。チーム戦で行い、声を掛け合いながら協力してゴミを拾う姿が見られた。また、1列揃った後も意欲的にゴミを拾っていた。拾ったゴミはよく見る生活用品や漁業器具が多く、外国製品のゴミがあることに子ども達は驚いていた。
まとめではゴミが自然界で分解されるのにどれくらい時間がかかるのか、海にあるゴミが海洋生物にどのような悪影響を及ぼすのかについて説明をした。自然界にあるオレンジやバナナの皮で2~5週間かかるのに対し、人工のゴミは丈夫なため分解されるのに何十年もかかる。落ちていたガラス製のボトルはどれくらい時間かかるか予想してもらい、正解は予想を上回る100万年も時間を要することに子ども達は驚いていた。
次にゴミが海洋生物に与える悪影響についてパネルを用いて説明した。自分達から見ればビニール袋やプラスチックの破片と分かるものでも、海洋生物から見れば区別が出来ずに餌と間違えて誤飲・誤食してしまう。その結果、消化できずに消化器にたまり続け死亡してしまう場合もある。誤飲・誤食以外にも魚網に絡まって死亡する海洋生物の写真も真剣に見ていた。
子ども達に、ビーチにあるゴミを減らすにはどうしたらいいかを尋ねると「ポイ捨てしない」、「無駄なものは買わない」など海をきれいにするため、海洋生物を守るために意見をそれぞれ出していた。
人があまり来ないビーチでは子ども達が予想だにしないゴミがたくさん落ちている。それを子ども達が実際に目で見て現在のビーチのゴミ問題について考えてもらえたと思う。チーム分けをする事で子ども同士でのコミュニケーションを図ることができた。チームリーダーを決めていなかったが、率先して中学生の子はチームを引っ張っている姿に驚いた。ゴミを減らすためにはどうしたらいいのか子ども達自身が意見を出し、そこから実践することが出来ればと思う。
もとぶ元気村エコクラブ(沖縄県)
もとぶ元気村エコクラブ(沖縄県)
もとぶ元気村エコクラブ(沖縄県)
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