活動レポート

活動レポート

第6回 山野交流合宿 最終日

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2012年08月02日

実施場所:

第6回 山野交流合宿 その5

参加メンバー&サポーター数:

19人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

活動内容

 夕食・わかちあい・就寝・朝食をすべて部員たちで済ませた後、最終日は「水生生物調査」から始めました。
砂地が増えた影響からか、ヒラタカゲロウ類よりもタニガワカゲロウ類の量が増えていました。ヘビトンボ・ヒゲナガカワトビケラ・ヒラタドロムシなど他の昆虫はほぼ例年通りでした。水質階級としてはⅠ~Ⅱの境界にあたると判断しました。
 次は、種ごとに透明パットに集めた水生昆虫をエサにして「班別対抗釣り大会」をしました。ハリス付きの小さな釣り針とオモリさえ準備しておけば、河原に生えているアシやササを竿にして簡単に釣りができます。釣れた種数・大きさを競い合いました。

参加者のようす

 みんな釣り場として適した場所に散らばり、夢中になって魚釣りです。先輩たちは、要領よく次々に釣り上げていきます。そのようすをしっかり観察しながら1年生も頑張っていきます。釣れた魚たちは感想欄にまとめました。
 簡単に安く準備でき、釣り応えもたっぷりあるので、あちこちでワァワァ声が上がります。
 ギギが針から外せずに先輩にたよっている部員もいます。口を開け、下口びるをつまめばザラついていてすべらないため、刺されることもなく簡単に外せることを昨年学んだ先輩です。
 終了間際に1年生が体長10cmもの大きなオヤニラミを釣り、逆転優勝しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

浮き石の下・・・・カワヨシノボリ・オヤニラミ・ギギ
流れの強い早瀬・・アカザ
淵や深み・・・・・カワムツ・イトモロコ
砂地の平瀬・・・・オイカワ・ズナガニゴイ
と場所によって釣れる魚か違ってくることや、エサの食べ方もカワムツはすぐに飛びつくとかズナガニゴイはモゾモゾ食べるとか違っていること、また、トビケラ類よりもカゲロウ類の方がよく釣れることとか、いろいろ観察できました。

その他

 川で遊ぶのは危ないとか、河原に行っても眺めたり石を投げたりするとかではもったいないですよね。「水生生物調査」は15年以上続けていますが、正直部員たちはあまり興味を示しません。そこで一工夫したのが、この「簡単釣り」です。足元で魚を観察しながら成長に合わせて誰もが連れるし、どの水生昆虫が釣れやすいのか
覚えてくれます。安価に一日中楽しめると思います。

年ごとの変化とその変化が何によってもたらされたものかを考えることができるところが継続して観察を続ける良さだと思います。また、ただの調べ学習では興味を示さない子ども達に、体験学習の楽しみと生き物の特徴や食性を何気なく教えているところがすばらしいと思いました。学年間の交流も合宿ならではのことで、毎年知識が送られていくのですね。今後も継続して実施されることを願っています。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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