盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
地元の方々に山野川に生息している魚たちのようすを毎年写真記録して新聞にし、配って回ります。
特に、山野川では絶滅のおそれのあるオヤニラミやアカザなどが、まだたくさん観察できます。タモ網での採集だけでなく、ヒラタカゲロウなどの水生昆虫を餌にして簡単なしかけを作って「見釣り」でも手に入れられます。
小さい頃、川でよく遊ばれていたお年寄りの方たちはそのことを伝えるだけで喜んでくれます。
過疎の地域とはいえ、学校にはプールがあり、子どもたちはあまり川遊びをしていないみたいです。
山野の子どもたちとの交流は、次回報告させていただくこととして、新聞を嬉しそうに読んで下さっている様子と今年生まれたばかりのオヤニラミの幼魚の写真を掲載します。
もちろん採集した魚たちは撮影後、すべて元の場所へ戻します。
地元の人たちとの交流は楽しみでもあり、一方で「早く川に行きたい」との思いもあり、さらにほとんど対応して下さる地元の方々がお年を召した方々で、丁寧に話をして下さるため、嬉しいやら焦るやらの1時間でした。
お年寄りの自然に対する体験や愛着は、絶対に大切に引き継いでいかないと、自然を知らないまま大人になる人たちが増えていくことを感じました。
オヤニラミやアカザに限らず、地域にすんでいる生き物のことをもっと深く知っていきたいと思いました。
地元の子どもたちとの交流について、次回まとめます。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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