活動レポート

活動レポート

伊川~明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2025年03月30日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川~明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

10人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

以前に玉一アクアリウムの取材に来て下さった小坪さんが6年生の卒業を機にまたアクアリウムの調査に来て下さいました。伊川で小坪さんを待っている間にコイの成魚が伊川の浅瀬で集団で産卵をしていたのでみんなで見学し、産卵後に川底の石を拾い上げると、コイの卵がたくさん着いていてみんなで観察しました。

参加者のようす

小坪さんが来られて伊川~明石川下流で2時間調査をして、ボラの幼魚14匹、オイカワの幼魚10匹、ヒナハゼの成魚8匹、チチブの幼魚~成魚8匹、ミナミメダカの成魚7匹、ニホンウナギの幼魚~未成魚6匹、ギンブナの幼魚~未成魚4匹、タイワンドジョウの成魚1匹、カラドジョウの未成魚1匹、ウロハゼの幼魚1匹、シマイサキの幼魚1匹、クサガメの成体1匹、アカミミガメの未成体1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約250匹、ミゾレヌマエビの未成体~成体約50匹、テナガエビの未成体~成体約10匹、ヒラテテナガエビの未成体~成体2匹、ミナミテナガエビの未成体1匹、スジエビの未成体~成体3匹、モクズガニの幼体4匹、オオヒライソガニ属の幼体2匹、クロベンケイガニの未成体1匹、コオニヤンマの幼虫1匹が捕れました。外来種のタイワンドジョウとカラドジョウは飼育用に、アカミミガメはナーセリーの畑の肥料に持ち帰りました。

感想・気づいたこと・考えたこと

途中で雨が少し降りながらもいい調査が出来て嬉しかったです。弱っているタイワンドジョウの成魚が茂みに隠れていて、たまたま見つけられたので慎重に捕まえました。小坪さんが来て下さり、みんなとても楽しそうに調査をしていました。普段は下流の伊川合流点付近で調査をしている小学生メンバー達も干潮と重なって河口近くの下流まで行っていたので良かったなと思いました。

その他

報告担当:NR(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、活動報告をありがとうございます。
今回もたくさんの種類の水生生物を確認することができましたが、春先はコイの産卵期なのですね。
その様子を観察できるのはすごいことではないでしょうか。
そのコイの卵の大きさや色などはどんな感じなのでしょうか。
その卵を持ち帰り、観察して孵化するのを見ることはできないのでしょうか。
今回の調査で、飼育用にタイワンドジョウとカラドジョウを持ち帰ったとのことですが、これはどうしてでしょうか。
何かの調査研究のためでしたら、教えてもらえるとうれしいです。
さて、今回の調査範囲は「伊川~明石川下流」となっていますが、伊川と明石川下流のデータを分けないのはどうしてでしょうか。
調査データは比較検討できるようにしておくとよいと思います。
では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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