

竹の子エコクラブ (埼玉県)
三芳町主催の体験活動に参加して平地林で落ち葉はきをしました。三芳町には300年以上、今も続いている「落ち葉堆肥農法」があります。伝統的な竹の熊手と八本バサミという大きな竹籠を使ったヤマはきを農業を営んでいる名人からやり方を教えてもらいました。世界農業遺産に認定されたこともあり、200人の参加がありました。
風も吹いた寒い平地林の中でしたが、すぐに体が温まりました。熊手ではき集めた落ち葉を木のそばに置いた八本バサミの中にどんどん入れ込み、上まできたら、木につかまりながら籠の中に入って足で踏み込みます。どれも全身を使った動きなのでぽかぽか。たくさんあった大きな籠がどれもいっぱいになり、もっとやりたいと元気いっぱいでした。
使わせてもらった道具は竹職人さんが減り、とても貴重な物です。竹の熊手は先がしなやかで、なんて扱いやすいんでしょうと思いました。落ち葉はきは農業を営む方たちにとっては、家族だけではくと何日も何日もかかる重労働だそうです。落ち葉だめに集めた落ち葉を混ぜるために切り返しをしながら数年かけて堆肥にするのは大変な労働です。そうして出来た堆肥を使って出来た美味しい「みよし野菜」。子どもたちの給食にも使われます。平地林と私たちの暮らしがつながっている気づきになってくれるといいなと願います。はき終えた林床で顔を出した瑠璃色の草の実が宝石のようでした。
竹の子エコクラブ(埼玉県)
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